デンマークで定番のパンを自宅で焼いてみました♪
こんばんは。
マリアです。
今日は、デンマークのパンを焼いてみました♪
このパンはデンマークのパン屋さんでよく売られている定番といえるパンです。
パンの名前ですが、「Dagmarkage」とも「Smørkage」とも呼ばれています。
◆材料
1.パンの生地
脂肪3.5%以上の牛乳:2㎗
バター:150g
ドライイースト:20g
卵:2個
ブラウンシュガー:40g
カルダモン:小さじ半分
塩:小さじ半分
小麦粉:550g
2.カスタード
牛乳:2.5㎗
卵:2個
砂糖:大さじ一杯
小麦粉:大さじ2杯
バター:大さじ2杯
バニラパウダー:小さじ1杯
3.シロップ
バター:100g
ブラウンシュガー:150g
ケーキシロップ:大さじ1杯
◆手順
1.パンの生地①
①全ての材料をボウルに移してよく混ぜる。
②全部の材料がよくなじむまで続ける。
※普段パンを作るときは生地が手にくっつかないようにするのが普通ですが、割と手にくっつくような感じになるのが普通です。
③ボウルの上に布をかぶせて30分おく。
※その間にカスタードを作ります。
2.カスタード
①砂糖と卵と小麦粉をボウルに入れてよく混ぜる。
※小麦粉が固まった状態で混ざらないようにザルなどを通してボウルに入れるとやりやすいです。
②牛乳とバニラパウダーを鍋の中で混ぜて温める。
③鍋にボウルの食材を入れて混ぜる。
④沸騰するまで温める。
※焦げやすいのでずっと注意して見ながらよく混ぜてください。
⑤沸騰した後は焦げないように少し混ぜてクリームの柔らかい感じが出てきたらすぐに火を止めて冷やしてください。
3.シロップ
①食材を全てボウルに入れてよく混ぜる。
②混ぜたものをそのまま置いておく。
※その頃に30分を過ぎていると思うのでそのままパンの生地の続きをやります。
4.パンの生地②
①オーブンに入れる容器の下のサイズに合わせてクッキングシートを敷く。
②ボウルで混ぜた生地を大体半分になるように分ける。
③2つに分けた生地両方を、オーブンに入れる容器のサイズに合わせてめん棒で平らにする。
※このような生地を2つ作ります。
③容器の中に2つに分けた生地の片方を入れる。
③容器に入れた生地の上の部分にシロップを半分塗る。
④さらに上に作ったカスタードを全部塗る。
※ソースの上にカスタードを塗っているところです。
⑤半分の生地はまだ容器に入れずに残りのシロップを塗る。
⑥テーブルの上でまだ容器に入れていないシロップを塗った生地をロールする(巻きずしのように丸くしていく)。
⑦丸めた生地を2cmずつくらいのサイズに切っていく。
⑧容器に入れた生地の上に切った生地を全体にのせていく。
⑨オーブンを200度にして20分~30分焼く(焼くときの高さを選べるタイプのオーブンなら真ん中が丁度良い)。
⑩全体がよく焼けたら、しばらく置いて冷やして完成。
※この先はさらにおいしく食べる方法を紹介します。
実際デンマークのパン屋さんではこの後の作業もやったものが売られていることが多いです。
⑪シュガーパウダーを2つに分けて、片方にココアパウダーを混ぜてアイシングを作ります。
⑫シュガーパウダーと、ココアパウダーを混ぜたアイシングをロールの部分にこのリンクの画像のように塗って完成。
こんな感じです。
説明を書くのは材料の名前が違ったりするのでとても難しいですね 汗
もしわからないことなどがあれば気軽に聞いてくださいね (^-^)b
急にデンマークのパンがとっても懐かしくなってしまい、今は黒パンを焼いています。
夫はとても気に入ってくれたので「Smørkage」はすぐにでもなくなりそうです 笑
そう考えるとやっぱりもっと大きなオーブンが欲しいな~ (^-^;)
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
デンマーク王室の問題
こんばんは。
マリアです。
今日は最近デンマークで話題になっている、デンマーク王室の話題を書こうと思います。
日本語の記事もいくつか出ていたので貼っておきますね。
貼ったリンクに内容が書いてありますが、一応下に内容をまとめますね。
デンマークの女王陛下の夫であるヘンリク王配殿下が妻と別のお墓に入りたいと言っている事が明らかになりました。
デンマークでは、王や女王になった人は王としての扱いを受ける特別なお墓に入ります。
でも、ヘンリク王配殿下は王ではないのでお墓は妻である女王と少し違う待遇になるのだそうです。
ヘンリク王配殿下は自分が王として扱われないため、妻である女王陛下と対等ではないことを嫌って全く別のお墓に入りたいと言っていたそうです。
そして、その事がつい最近国民に伝わったのです。
しかもそのニュースはもともとどこかから情報がもれたことで、後から王室が公式にその事実を認めるような形になってしまいました。
そしてさらに一般のメディアが王配殿下にそのことについて聞いたインタビュー映像で自分の扱いについて「バカにされているように感じる」というようなことを言っていたことがさらに衝撃的でした。
あれ、デンマーク女王の夫だから夫は王様になるんじゃないの?
そう思う人も多いと思います。
でも今デンマークには王はいないのです。
女王がいるだけです。
女王陛下の夫の扱いは王ではない特別な扱いとなっています。
これは日本語でだと呼び方など説明がとても難しいですね 汗
色々調べてみたら、王配という呼び方になるそうです。
ちょっと複雑なので下にまとめますね。
マルグレーテ女王
ヘンリク王配
という呼び方になります。
このようにデンマークの王としての立場は妻である女王陛下だけで、夫は女王の夫である「王配殿下」という立場になるのです。
実際、以前から王配殿下は自分の扱いについての不満を持っていたことは知られていました。
でも、このように王と結婚した相手は自動的に王になれないということはヨーロッパの王室ではふつうの事です。
一番有名なのはイギリスですね。
イギリスのエリザベス女王の夫はフィリップ王配殿下であり、王室での立場は対等ではありません。
そのような例は過去にもヨーロッパではずっとあった事です。
実際、ヘンリク王配殿下は結婚前から王になれないという事は分かっていた上で女王陛下と結婚しています。
にもかかわらず、あとから女王陛下の夫だからという理由で王としての扱いを期待するのはいくら何でもという気もします。
しかも女王陛下は王配殿下に気をつかって王ではないですが特別な扱いをできるようにしたり色々なことをこれまでもされていたそうです。
特に、デンマーク王室のお墓のあるロスキレ大聖堂は今までの伝統の通りに場所を用意して管理もしていたのですから。
もちろんその管理のお金は税金です。
しかもヘンリク王配殿下に気をつかって殿下の生まれたフランスの石を使ったりなどかなりのお金がかかっているようです。
ちなみに、不満があるのはこの「扱い」についてだけで夫婦に不満があるわけではないので離婚などは考えていないそうです。
これだけ長く一緒だった夫婦なのに何で今更こんな事で揉めてしまうのだろうと思うととても残念です。
その事についてデンマークでは色々な意見が出ています。
・そもそもで、王とは違う扱いを受けるのは昔からわかっていた事なので今更それに文句を言うのはおかしいのでは?
・女王陛下がかわいそう…。
・そんなに欲しいなら認めてあげたら?
・王配殿下へのインタビューも突然のものだったし大げさにとらえすぎでは?
・女王と対等な立場じゃないと一緒のお墓に入らないという要求は失礼では?
・陛下と殿下の違いにそこまでこだわっていたなんて...。
・最後は二人の問題だからもうメディアは注目するのをやめるべきだ。
・王配殿下も頑張ってきたし気持ちはわかる。
などなど。
今デンマークでは色々な意見が出てニュースもこのことがたくさん放送されています。
私も含めて多くのデンマーク人は女王陛下を尊敬しています。
だからこそ、女王陛下をこれ以上困らせるようなことにならず、お互いにとって良い形で解決ができることを願っています。
せっかくここまで長く一緒にいる夫婦ですから。
ちなみにヘンリク王配殿下は、フランス人で大人になってからデンマーク語を習得された方です。
というわけで、夫にも同じようにデンマーク語を学んで欲しいな〜と思いました 笑
本当は今回はデンマークの電車などの交通システムについて書こうと思っていたのですが、王室の話がデンマークで話題になっていたので次回に書きたいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
過大評価に驚いています 汗
こんばんは。
マリアです。
最近よくデンマークに関する質問などを私たちのブログに頂くことがあります。
そんな時は日本のインターネットなどで書かれているデンマークの記事などを参考に読んだりします。
そこで驚くのが、デンマークへのポジティブな記事や情報がとても多いことです。
大好きな日本に住んでいる人にデンマークへの良い印象を持ってもらえるのはとっても嬉しいです。
でも、結構な割合でこれは褒めすぎなんじゃない?と、それはちょっと違うんじゃない?と思うことがあるのです 汗
これは過大評価と言うのでしょうか?
色々な種類があるのですが、いくつか書いて見ました。
まず大体どのデンマークの記事にも世界一の幸福度がかなり強調されていますが、私は二つの国に住んで気がついたのはそもそも日本とデンマークで考えている幸せの意味が違うのです。
それなのに、どうしたら幸せになれるかみたいな記事が書かれていたりするのを見ると、日本はそんなにみんな不幸なんですか?なんかちょっと変な気分に思ってしまいます 汗
私たちだって色々大変ですが、幸せの掴み方は人それぞれですから日本の幸福度が低くてもデンマークの幸福度が高くても自分の生き方や考え方でしかどうにもなりません。
次はHøjskoleについてです。
Højskoleって日本でそんなに有名なんですね!
日本でデンマークの記事を探すとこの事について書いたものがとてもたくさん見つかります。
私はコペンハーゲンで育った後は7年間ほどオールボーという街にも住んでいました。
私は2つの大きなデンマークの街に住んでいたし色々な事にも積極的に参加していたので、友だちは広い範囲でたくさんいる方だと思うのですがHøjskoleに通ったことがある人は殆ど周りにいないんです 苦笑
見た目などに関係なく私の周りは本当に普通のデンマーク人ばかりですから。
だから私やその周りにとってはHøjskoleはそこまで特別ではないし、それがデンマークらしさを作るとっても重要なところという感じでもないです。
まあ確かに今のデンマークの教育システムの基のようなところですからとても重要な意味があった事は間違いないと思います。
もちろんHøjskoleの考え方やシステムは良いとは思います。
でもHøjskoleは学位などもなくてあくまで補助期間という感じなので、これこそがデンマークの良いところというほど褒めるのはちょっと言いすぎじゃないでしょうか?
今はそこに行かなくても同じような経験ができるところだって他にありますし。
後は、デンマークの田舎や地方をとても褒める記事がありますね。
でも現実は日本と変わらないですよ。
若い人は殆ど首都のような都会に住みたいんです。
その証拠にコペンハーゲンにデンマークの人口の3分の1が住んでいるほどです。
確かに地方で上手くいっているところもあります。
そして全然ダメなところもあります。
日本も同じですよね。
ちなみにロラン島という島のやっている事は今後の日本の参考になるような面白い取り組みをしているので、もっと知る機会があったら良いと思いますが。
でもデンマークの若い人にはそこで暮らすのはちょっと退屈だと思いますが 汗
エコロジーの取り組みが素晴らしいという記事も確かに間違っていませんが、日本で環境への色々な取り組みをしている会社もたくさんありますよ。
次によく書かれているのがデンマークの教育です。
デンマークの教育が日本よりものすごく進んでいるなんてことは全然ないですよ。
部分的にお互いが非常に優れている部分があると思います。
私から日本の教育に言うとすれば、英語の授業に無駄が多すぎることとビジネスの勉強がもっとあった方が良いくらいでしょうか?
もう一つ重要なのが学校の体罰ですね。
これはもう本当にすぐにでもなくすべきですね。
禁止されてしばらく経つのに今でもニュースになったりしていますよね。
中にはそうやって強くなる子もいるかもしれませんし程度も色々あります。
でもそんなやってみないとわからないような危険なものを教育の一部としては認められてはいけないはずです。
あとは無駄に多い英語の授業が他に使うべき勉強の時間をたくさん奪っていると思います。
そして日本の教育で何よりも素晴らしいと思うのは人の礼儀正しさです。
他には計算もみんな早いし基礎がしっかりできていると思います。
それに私は日本の部活動のようなチームの行動も全然ダメとは思いません。
全てデンマークの教育が素晴らしいと真似を始めたら日本の良いところがどんどん失われていきますよ。
デンマークでは先生に意見が言えるのが素晴らしいとか色々読みましたが、それ別にふつうですよね?
夫は小学生からそういう子だったそうです。
夫はその性格で随分損をしたみたいですが、デンマークだって先生と違う意見の生徒の成績を低くしたりなんてあることですよ。
それって国とかじゃなくてもう個人の問題じゃないですか?
デンマークにも日本にも本当にどうしようもない人もいるし、その逆もいるじゃないですか?
試験があまりない事や制服がないことも言い方によってはよくも聞こえますが、正直そういう事はメリットもありますがデメリットもあります。
それをデンマークだからすごいみたいなのは違うと思います。
デンマークの学校の良くないところは、どんな能力の人にもなりたいようになれるできると言い過ぎることです。
その結果、全く能力がない事をそこそこの年齢でも気がつかずにやりたい仕事がないという理由で日本のニートのようになってしまう人が一定数います。
デンマークを褒める人に優しさとか寛容という人がいますが、ほどほどにしないとね…。
日本は自分の能力を低く見過ぎている子が多いのも問題ですが。
後自然と触れ合う素晴らしさなどを褒めている人もいますが、日本でもビックリするくらい素敵な自然がたくさん身近にありますよ。
それに山がないデンマークにとって日本の自然はとっても魅力的です。
夫も東京の本当にすぐ近くで生まれ育ちましたが、子供時代は川や山で自然と触れ合う遊びが普通にできていたそうですし。
デンマークになくて日本にない自然のものなんて殆どないんじゃないかと思います。
ただ夫はもっとデンマークのように芝生の公園が日本にたくさんあって欲しかったみたいですが。
それに、東京の中心に住んでいても休みの日に大人に車を運転してもらえば秩父や房総や奥多摩など本格的な大自然を簡単に見に行くことができます。
私も小さい子供の時に日本の自然で遊んでみたかったです。
ゴキブリやいくつかの虫は全然羨ましくないですが… (p_-)
充実した社会福祉を褒める記事も多いですね。
でもそれもいつまで続くでしょうか?
日本ももともとはデンマークのようなシステムに近いものになっていたはずです。
日本も今のようにシステムが崩れる前は外国からとても社会福祉で評価されていましたからね。
最近は生活保護の人が増えすぎたり、本当は必要がない人が生活保護を受け取ったり、若い人が少なくなって今はパンクしそうですが。
でもデンマークも同じことになるのではないかという不安を抱えています。
そんな小さな国にここ数年ものすごい数の難民や移民の人が増えて来ました。
デンマークは日本に比べて高い税金をみんな払っていますが、その分社会福祉で無料になるサービスの種類も多いのです。
そして、そのサービスはデンマークに来る難民や移民の人たちも受けることができます。
ここでは書きませんが、本当にやりすぎというくらいのサービスがそういった人たちに提供されています。
こういった人たちは長期間生活保護を受け続ける人が一定数います。
このようなことが増え続けたら日本のようにシステムがダメになってしまうのもそう遠くありません。
こういったサービスを悪用しようとする人たちはデンマーク目指してさらに増えています。
このままでは日本のように貰うべきでない人が生活保護を貰って、本当に必要な苦しい人が生活保護をもらえないようになる日が来てしまいます。
デンマークは心の余裕からか何でも良い事をすればいいと勘違いをして周りに優しくしすぎてしまいました。
これは日本では優しさと言わずに甘さというのかもしれません。
日本の優しさには厳しさが含まれることが多いと思います。
前回の戦争でのとてつもない被害から立ち直ったからこそなのかもしれませんが。
デンマークの場合は優しさは相手に与えて終わりなのです。
でもその与えるものはみんながこれまで払ってきた税金なんですが…。
社会福祉の素晴らしさを大げさに褒める記事は、物事の一部しか見ていないように思います。
素晴らしい共生の社会も詳しく見るとこんな現実があるのです。
なんかとてつもない大きな理想をデンマークに当てはめすぎていませんか?
もちろん私はデンマークが大好きです。
日本に来たおかげでデンマークを見つめ直す機会をもらって、さらにデンマークが好きになりました。
そして気づいたのはどっちも今の時点でお互いが持っていない素晴らしいところがたくさんある事です。
そんなお互いの良いところを少しづつで良いので分け合って、時にはアレンジしてもっともっと良い国にしたいです。
でも日本の未来がデンマークにあるみたいな大げさなものは全然思っていません。
お互いよく似た問題があったり本当に上も下もない対等な国同士です。
両方の良いところを上手く真似しあったりちょっと分け合うだけで充分です (=´∀`)人(´∀`=)
でもここまでデンマークにポジティブすぎるほどの記事が多いのは、旅行業界などのデンマークの宣伝というかブランディングみたいなところもあるのでしょうね〜。
きっと日本を全然知らないデンマーク人がそういうポジティブすぎる記事を見たらとっても驚くでしょうね 笑
まあデンマークという国や文化の印象が日本では結構好意的な事はこの前のニュースでも言われていましたが。
日本の場合はその逆で不当にマイナスなイメージやとんでもない誤解を世界の色々なところで宣伝されているので気をつけてくださいね。
ところで、自宅の庭でついにトマトができました!
プチトマトじゃありませんよ。
普通のトマトです (o^^o)
今年は庭で野菜を色々育てるのを頑張っています。
一番楽しみなのはスイカです (о´∀`о)
ここ数年ずっと7月は日本にいなかったのですが、今年は地域のイベントに出たりデンマークの友達と久々に日本であったりなど色々楽しんでいます。
というわけで仕事を頑張りながら、日本の7月を楽しみたいと思います!
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
安倍首相デンマークを訪問
こんばんは。
サブローです。
私が記事を書くのはかなり久しぶりですね。
かなり夜遅いですが仕事をしながらテレビをつけていたら、安倍首相のコペンハーゲン訪問のニュースでデンマークは盛り上がっていますね。
先ほどラスムセン首相と安倍首相の会見をテレビで見ました。
EUと日本の関税が見直され、デンマークと日本の繋がりもさらに深いものになりそうです。
今回のEUと日本の関税の見直しでデンマークは日本への輸出増加の期待などがしきりに報道されています。
特に今年は日本とデンマークの国交150周年の年ということもあって本当に良いタイミングです。
デンマーク側としては日本の市場の大きさにかなり期待を抱いているように感じました。
EUはEUの外の国に対して日米の関税と比較して非常に高額で厳しい関税システムでしたが、遂に日欧両方にメリットのある形で合意が得られたのはとても嬉しい限りです。
会見後の特集で、デンマークのエコノミスト達は今回のEUと日本の関税の見直しがデンマークにもたらすメリットの大きさとデンマークとの日本の相性の良さをたくさん説明しているのが印象的でした。
特に日本ではデンマークのデザインが好まれている事や、王室同士の交流やお互いの国民性も理解しやすいだろうと解説されていました。
一応私たち夫婦はデンマーク人と日本人ですが、国民性などの相性がピッタリかどうかまではわかりません。
お互いの相性が悪かったら結婚してませんし 苦笑
安倍首相の印象も割と好意的に報道されているようです。
日本でのビジネスをする上でデンマークはどうすべきかというような議論が丁寧にされているのも、日本とのビジネス拡大への期待の大きさが見て取れてとても良い感じがしました。
最近日本のテレビを見るとやたら出たがりで胡散臭い関係者がいるナントカ学園の話題など今の政権にネガティブな報道が多いようですが、もちろん今回の首相の外交の成果はちゃんと報道してくれるんですよね?
デンマークのテレビの安倍首相と日本に関する解説の方がよっぽど公平で丁寧な解説だったと感じました。
私は安倍首相の方針のようなものの半分くらいしか賛成していないし自民党にも前回の選挙は投票していませんが、ここ数年の政権へのネガティブすぎる報道は本当に不公平だと思います。
私は仕事などで色々な国の人と関わっていて、本当に日本がほとんどの国に劣っていると思うのがメディアやマスコミの質の低さです。
日本の報道の自由度が下がっているというニュースを以前見ましたが、こんなに質の低い偏った報道ばかりするメディアこそ逆に報道の自由さを証明しているように思うのですが…。
ところで、安倍首相が会見で「日本ではデンマークといえばデニッシュパンで有名です」というような事を言っていましたがデンマークのデニッシュと日本のデニッシュはちょっと違うんです。
日本のデニッシュパンはデンマークではWienerbrødと言うのです。
ウィーンのパンという意味だそうです。
Wienerbrødについてはまた別に機会に妻に解説してもらいます 笑
ついさっきまで安倍首相とラスムセン首相の会見からその後の日本特集の番組までずっと妻がデンマーク語を日本語に同時通訳してくれていたんですが、日本のCNNチャンネルの同時通訳を間近で聞いているような感じで何か不思議な感覚でした 笑
というわけで、今回のデンマーク訪問をきっかけに日本とデンマークの関係がさらに深まる事を願ってそろそろ寝ようと思います。
次回もよろしくお願いいたします。
北欧の夏を告げる行事Sankt Hansを知っていますか?
こんばんは。
マリアです。
今日は何の日か知っていますか?
今日はデンマークでSankt Hansと呼ばれる行事の日です。
クリスマスやハロウィンなど日本でかなり有名な外国の行事が多いですが、この行事はあまり日本では馴染みのないものだと思います。
せっかくですから、今日はSankt Hansについて紹介したいと思います。
北欧ではこの行事は夏の始まりを感じる重要な日なのです。
実はこの行事はキリスト教の行事と、北欧の伝統的な行事の二つを祝う日なのです。
キリスト教の方は、イエスを洗礼したと言われている洗礼者ヨハネの誕生を祝う日です。
北欧の伝統的な行事の方は、日本では珍しい魔女に関係したものです。
この時期はデンマークで最も魔女が活動的になると言われている日なんです。
ちょうどこの時期は1年で夜が一番短い日があります。
この時期にとった水には癒しの効果があり、薬草は普段以上の効果が出ると言われています。
そこで集めた水と薬草を持ってドイツのBloksbjergという街に飛んでいくと言われています。
そのため、この時期になると魔女が何処かで薬草や水を探したり周りで活動している可能性が高いです。
そこで、魔女を避けるためにたき火をするようになりました。
1800年代の後半頃からは、魔女の人形をたき火に入れて焼くようになりました。
この行事は1000〜1500年頃の間に広まったと言われています。
実際にたき火をするようになったのは1600年代頃だそうです。
最近では代表者のスピーチの後にたき火をつけて、歌を歌ったりお酒を飲んだりして盛り上がります。
日本では梅雨が明けたら夏という感じですが、デンマークでは梅雨がないのでこの行事の頃にはもう夏という感じなんです。
私は日本での生活をとても楽しんでいますが、Sankt Hansなど一部の行事の時期になるとデンマークが恋しくなります。
日本でもやりたいな〜なんて思ったんですが、自由にたき火をできる場所などを考えると色々難しいですよね (>_<)
しかも、魔女なんて日本じゃ全然馴染みがないですしね 苦笑
こんな感じで、日本ではまだあまり知られていないデンマークの行事などをまた紹介していきたいと思います。
Sankt Hansのたき火は難しいですけど、そのうち日本でも私たちで何かデンマークの季節の行事などをみんなでできたらな〜なんて夫と話しながら書いてみました。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
デンマーク人が「日本に慣れすぎたな」と思う瞬間7つ
こんばんは。
マリアです。
明日は金曜日ですね。
金曜日と言えば「明日から休日!」という感じなんですが、Twitterには金曜日に面白い投稿があるんです。
#gaijinconfessionfridayというタグでツイートされる日本に住んでいる外国人の日本に関するジョークです。
私も時々自分のアカウントやこのブログのアカウントでツイートしているんですが、みんな面白いネタが多いですね。
中には私も同じようなことを感じたり体験したりなどもあって共感したり笑ったりで楽しいものがたくさんあります。
まあ中にはただ自分のワガママで日本に合わせられない不満だけだろっていうような、ちょっとすべってるくだらないのもありますが 苦笑
というわけで、今回は#gaijinconfessionfridayの影響を受けて今日の記事を考えてみました。
デンマーク人が日本で困った体験ではなく、デンマーク人の私がデンマークにいて「日本に慣れすぎたな」と思うことをまとめました。
1.飲み物や食べ物もとりあえず行った先で買えばいいやと思ってしまう。
日本なら手ぶらで出かけてもそこら中にコンビニがあります。
おなかがすいても雨が降ってきても、とりあえず大体のことはコンビニで解決しちゃう気がします 笑
コンビニはデンマークでは飲み物とちょっとしたお菓子が買える程度のものです。
美味しいおでんやお弁当も生活に便利な品物も殆どありません。
あってもとっても高いです..。
食べ物も日本のコンビニに比べてとても高くてマズいです...。
コンビニなのに全然気軽に入って買い物しようと思いません 笑
道ばたの自動販売機はデンマークというかヨーロッパには殆どありません。
というか、危なくてなかなか置けないのです…。
よく考えてみると、日本のコンビニや自動販売機やファストフード店など便利な生活に慣れすぎているんだなと感じました。
そして、日本の料理が恋しくなります。
2.エスカレーターでとりあえず左側に詰めて並んでしまう。
デンマークでは本来右側に立つんですが。
そういえば、大阪にいたときは逆だったので東京に戻った時にも苦労しました 笑
3.久しぶりの人に思わず会釈してしまう。
私たち夫婦は自宅兼事務所でビジネスをしているので、家の周りを歩くことが多くよく知り合いと街中で会います。
その時はいつも「こんにちは」と言って会釈しているので、デンマークでもこの癖が抜けません 苦笑
4.電車、バスなど交通機関の不便さにイラついてしまう。
日本ではPasmoにチャージをしておけば東京やその周辺ではほぼどこでも使えます。
一応デンマーク版Suicaみたいなものもあるのですが、色々と料金体系も複雑で日本に比べると不便です。
日本は外国人観光客でもすぐに窓口で500円でSuicaを買って、好きな金額をチャージしてすぐに便利に移動できますからね。
というか、デンマークの駅には改札がないのです。
ホームで自分で支払いをするので、日本に慣れていると忘れそうになります 汗
そこで支払いを忘れると後で高い追加料金を取られます...。
5.適当な接客にイラついてしまう。
日本は本当にコンビニでもどこでも接客がみんなしっかりしていて気持ちが良いですよね。
相手が丁寧にしてくれるからこそこっちも丁寧にしようと思うものです。
でもデンマークでは接客なんて適当です。
時には忙しいからとちょっと怒った感じで対応されることもよくあります。
デンマークに住んでいた時はこれが普通でしたから、特に違和感もなかったんだと思います。
でも久しぶりにデンマークに帰ると、「お客さんを良い気分にする必要まではないけど、そっちの気分でお客さんを不快にさせるのはおかしいだろ!」ってイラついてしまいます 汗
6.とっさの一言で日本語が出てしまう。
道で人とぶつかってしまった時や、知らない人に話しかけるときについ「あのー」、「すいません」という言葉が先に出てしまいます 汗
他には会話の途中に「うん、うん」と相槌を打ってしまうんです。
これは、母に言われて気づきました。
日本に来て1年目のころスカイプで母と話している時に、「うん、うん」と相槌を打っていたようです。
途中で「さっきから気になるんだけどその返事は何?」と聞かれてしまいました 笑
まだ日本語がそこまでできたわけではないですが、相槌はもう癖になっていました 苦笑
7.デンマークの流行についていけない。
政治、食べ物などデンマークに帰る度にあまりにも変化が早くて驚いてしまいます。
日本で言う浦島太郎みたいに自分を考えてしまうことさえあります 笑
私もここ5年間ではデンマークにいる時間より日本にいる時間のほうが圧倒的に長いんですよね。
たった5年なのに、流行は移り変わりが早いですね 汗
食生活の流行のスタイルもどんどん変わっていきます。
帰る度に今これが流行ってるの?と驚きます。
そして、一番困るのが政治の変化です。
私のように外国に住んでいるデンマーク人は選挙に投票できないのです。
その間に配偶者のビザの決まりなど、重要なことがどんどんと変わってしまっています。
この状態がこのまま続いたら、夫とデンマークに住めなくなる日も来るのではと心配になります。
今回は思いついたもの7つをまとめてみましたが、実は気が付かないだけでもっとあるのかもしれません 汗
まあ、デンマークに行くたびに夫とは種類は違いますが私もたくさん驚いたり戸惑ったりすることがあるのです 笑
きっと同じように日本に長く住んでいる外国人の人もこんな経験たくさんあるんではないでしょうか?
まあ、日本にいる外国人の中でもひたすら「ガイジン」として日本にいながらずっと別の世界にいるかのような生き方をしている人もいるので、そういう人にはあまり当てはまらないかもしれませんが...。
とにかく、次にデンマークに帰るときはもっとそういうところがないか注意したいと思います 笑
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
日本とデンマークの国交150周年の記念切手が発売されましたよ!
こんばんは。
マリアです。
2月の半ば以降、決算や友人が日本に来たり新しいビジネスの準備等で忙しい時期が続いたこともあって本当に久々の更新となってしまいました (>.<; )
その期間このブログにFacebookページやコメント欄からメッセージしてくださった方々、せっかくメッセージいただいたのにお返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
明日中にはすべてのメッセージにお返事しますので、もう少々お待ちください m(_ _)m
以前からもブログで紹介していましたが、今年は日本とデンマークの国交150周年の記念の年です。
私たち夫婦も150周年に関連したイベントに参加していますが、普段の生活をしていてデンマークと日本が関係すること自体はあまりないのですが自宅の近くでこんなものを見つけました。
記念切手が発売されていたんですね!
そんなに大きなニュースではないけど、嬉しいです。
忘れないうちに買っておかないとなと思います。
今月はデンマークから母が家に来ているので、色々なところを一緒に見て回れたらなと思っています。
母は日本の暑い夏を避けてこの時期に来たのですが、今日はすごい暑さでしたね...。
通勤ラッシュとこの暑さで今日は相当ビックリしたみたいです。
春はもう終わっちゃったんですかね?汗
最近は忙しい中健康面にも気をつかってジムに通っているのですが、母の作る料理は私たち夫婦と違って野菜中心なのでさらに健康的になってきている気がします 笑
母と一緒にデンマークの料理も色々作る予定なので、レシピなどをアップしていけたらと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。