This is a pen ~デンマーク人と日本人の国際結婚ブログ~

日本人(男)とデンマーク人(女)夫婦の日本とデンマークでの生活。

外人、外国人、○○人どれで呼べばいい?

こんばんは。

 

マリアです。

 

時々外国籍の人を何と呼ぶべきか議論になることがあります。

特に外国人や外人という呼び方は外の人というような意味にとれるので、外国人や外人と呼ぶのをやめて○○人とちゃんと言おうという意見もあります。

でもこれだけ日本と世界の距離が小さくなっている今では様々な国籍の人が日本を訪れるようになると、その人が一体何人なのかというのも本当に様々で判断が難しいとも思います。

これについて日本に住むデンマーク人として私の意見を書いていきたいと思います。

 

 

1.外国人と呼ぶのをやめて○○人と呼ぼうという意見に関して

まず、外国人と呼ぶのをやめて私の場合であればデンマーク人と呼ぼう、という意見に関して私の考えを書きたいと思います。

私をちゃんとデンマーク人と呼んでくれるのはまあうれしいのですが、まずはその事実をどうやって知るかが問題です。

突然、「国籍はどこですか?」、「デンマーク人ですか?」と聞かれてもちょっとびっくりしてしまいます 汗

たぶん聞く側もいつどういうタイミングで聞けばよいか困ってしまうのではないでしょうか? 苦笑

それと、私のような外国人が最も嫌なことのひとつが「国籍を間違えられる」ということではないでしょうか?

以前も記事で書きましたが、デンマーク人をスウェーデン人と間違えるのは絶対にダメです! 笑

他には街で会う人に、ヨーロッパ風の見かけからなのか英語が母国語の人と思われて、勝手にアメリカ人のような扱いをされることがあります。

正直私にとっては、外国人と呼ばれる以上に国籍を間違えられることが嫌なことです (>.<)

 

2.他の国での「外国人」を意味する言葉を調べて日本と比べてみた

今度は日本でなくデンマークでは「外国人」に対しての呼び方はどうなっているかを考えて日本語のものと比較してみます。

あらためてデンマーク語の「外国人」にあたる「udlaendinge」という言葉を調べてみましたが、やはり「外から来た人間」というような意味がもともと含まれているようですね。

英語の「foreigner」もほとんど同じですね。

今度は日本語の「外国人」です。

たしかに外国人という言葉は外の人という意味が強く聞こえる気がしますが、よく考えると日本は島国ですので当然日本以外の国の人は島の外から来た人になるわけです。

私としてはデンマークやヨーロッパの方が国境が陸でつながっているのに、「外国人」外部の人という言い方があるのを考えると、日本の歴史や地理的な事情を見てみると実は日本の「外国人」は自然な言い方ではないかなという気もしてきました。

 

3.そもそも私自身は「外国人」と呼ばれることをどう思っているか

私も含めて日本に住んでいる外国人は自分の事を「外人」と言っていることが割と多い気がします。

なんか「外国人」だともっと固い印象があって、「外人」だとなんか言いやすくて便利な気がしています 笑

私自身は「外国人」と呼ばれるよりも「外人」と呼ばれる方が良いです。

何故かははっきりしませんが、たぶん音の響きとかが理由ではないでしょうか?

デンマークに行けば今度は夫が「udlaending(外人)」なわけですから、これも自分の国から離れて暮らすことの一部と思っています。

それこそ「アメリカ人」、「スウェーデン人」、「ベルギー人」と間違えられるよりもずっと良いです 苦笑

 

4.ではどの呼び方が一番良いの?

やっぱり、会ってすぐの相手の国籍を判断するのは難しいです。

特に外国人とのかかわりに慣れていない人は、気を遣っているつもりでも無意識のうちに相手の国籍を聞く段階で相手を不快にさせてしまう場合もあり得るのです。

その点、日本人ではなければだれに対してでも差をつけることなく平等に使える言い方として「外国人」は便利だと思います。

ちなみに時々会話の途中で「外人」といったところをわざわざ「外国人」と直してくれる人もいますが、私の場合は「外人」の方が響きが好きなので直さなくて良いです 笑

何か新しい呼び方を作るにしても色々なところに書いてある「外国人」を新しい言い方に書き換えるのも大変でお金も時間もかかります。

そう考えたらやっぱりこのままでいいんじゃないかな?と私は思いました。

 

5.最後に

ここまで書いてきて、一番大事なのは「外国人」という言葉が問題なのではなくて、「言い方、使い方」ではないかと思いました。

たしかに「外国人」は日本人以外を差をつけることなく呼ぶことができる便利な言葉です。

だからこそ、身近な相手のことを「外国人だから」と片づけてしまうのはその相手が「他の全く知らない人たちと同じ」という風にも受け取られるのです。

やはり日本人は外国人とのかかわりが慣れていない人ほど、なんでも「外国人だから」と考えてしまうことが多いように感じます。

中には気遣いのつもりで使っている人もいるようですが。

ちなみに、この外国人や異文化への慣れというのは会ってきた外国人の数や訪れた国の数とは関係ありません。

こういった異文化との関わり方などをしっかり勉強されている方は、ずっと日本を出たことがない人でもしっかりしています。

とにかく、外国の人と関わる機会でも相手を「外国人」と気を遣ったりせずに他の日本人と同じように接することが重要ではないでしょうか?

 

私自身これまでこのように「外国人」という呼び方についてちゃんと考えることはほとんどありませんでした。

いつも当たり前のことも時々立ち止まって考えてみることで、さらに考え方が深まったり色々なひらめきのきっかけになったりしますね。

これからも日本に住むデンマーク人として色々なことを体験して考えてチャレンジしていこうと思いました (^-^)

 

それでは次回もよろしくお願いします。

 

おやすみなさい。

 

 

 

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