今回も言いたい放題ですね...。
こんばんは。
マリアです。
昨日ついに米国の新しい大統領が決まりましたね。
選挙結果はイギリスのEU離脱など世界に大きな影響を与えるような衝撃になりそうですね。
今回はこの事について色々書いてみます。
なぜこの結果が大きな影響を与えるかというと、イギリスのEU離脱「Brexit」の時と同じように負けた方の人たちが相手を攻撃したり選挙の無効を主張したり国を二つに分けるくらいの後味の悪い結果になっているからです。
この投票結果に対する反応と私の意見を書いていきたいと思いますが、参考までにBrexitの時の反応をまとめた記事を貼っておきます。
投票の後はイギリスのEU離脱の時のようににひどい事になっていますね。
いや、それ以上かもしれません…。
TwitterやFacebookなど様々なネット上の反応を見てみました。
トランプ反対という意見の人たちの発言が非常に目立ちますね。
発言どころか暴動まで起きているようですし…。
よくあるタイプのトランプ反対の人たちの意見をまとめてみました。
・トランプに投票した人はバカや低所得の人がほとんど。
Brexitの時もありましたよねこういう意見。
なんか負け惜しみみたいですカッコ悪いし、とても失礼でもあります。
特にこの意見を言いながら暴動をしたりトランプ氏を個人攻撃している人は、鏡で自分を見つめ直した方がいいと思います。
・この選挙は無効だ!
民主主義のシステムで行われた選挙の結果です。
トランプ大統領で民主主義が終わるという人がいますが、この意見がすでに民主主義を否定していますよ…。
・世界が終わってしまう…。
終わりません 苦笑
当選した人をしっかり監視するのも民主主義の一部です。
当選=終わりではないんです。
終わりではなくて始まりです。
・どんな手を使ってでもトランプ大統領を認めてはいけない。
どんな手を使ってでもって…。
選挙などせめて民主主義のルールを守ってやってくださいね。
・トランプに投票した人はレイシストだから付き合いをやめろ!
これはひどすぎると思います。
自分と違う意見の人と付き合うなというのは、なんか独裁国家を見ているようです。
・カナダ、オーストラリアに移民しよう。
どうぞ。
でも、選挙の度に負けた人たちが国を出てしまっていては20年後のアメリカの人口はどの位になっているんでしょうか...? 汗
そういう人たちも選挙で負ける度に住む国を変えていたら、そのうち移住できる他の民主主義の国はもうないかもしれませんよ 苦笑
・トランプを支持した人は全部女性差別主義者で人種差別主義者だ!
違うと思います。
みなさんは、応援する政治家の意見全部をそのまま賛成ですか?
私も夫も応援している政治家の意見で賛成できないところはたくさんあります。
そんなことを言う人たちはクリントン氏の意見「全部」に賛成なんですか?
冷静にこれまで投票してきた選挙を考えると、これまでお互いの候補者の意見を比較して、賛成できるところが多い方の人に投票していたはずです。
だから、トランプ氏に投票した人が全員人種差別主義者や女性差別主義者なんてことはあり得ません。
それに、賛成できる意見の数でクリントン氏は負けたということです。
・クリントンが勝った州が本当のアメリカだ!
どこも本当のアメリカです。
ただ、場所によって天気も人も考えも違います。
違う意見を認めることも民主主義の一部です。
住んでいる場所によって、ものの見え方や意見が変わるのは普通のことです。
たまたまそれが、「トランプ」か「クリントン」かに分かれただけです。
選ぶのはどちらか一つですから。
・トランプが勝ったらアメリカから自由が失われる
こう言っている人たちも、トランプ支持者と関わるなとか色々主張しています。
これってよく考えると自分と意見が合わない人は認めないという考えです。
つまり、この人たちこそ自由を奪おうとしているのと同じなんです。
どうでしょうか?
他にも色々意見がありましたが、Brexitの時以上にひどい意見や行動が目立つように思います。
ちなみに、私たち夫婦はBrexitの時はEU離脱を支持していましたが今回はトランプ氏もクリントン氏もどちらも支持していません。
トランプ氏の過激なやり方やパフォーマンスは私は下品だと思います。
でも、同じくトランプ氏を攻撃するメディアやネットの反応を見ていると同じようにクリントン氏も支持できないと思いました。
まあ、私たち夫婦は日本人とデンマーク人ですが 笑
そんな第三者のような目線で見ていても、今回はあまりにもひどすぎる投票後の動きに驚き呆れています。
ここまでトランプ反対の人たちの意見ばかりが目立つのは、トランプを支持した人たちが意見を言いにくい状況ができているからかもしれません。
メディアもほとんどクリントン寄りでしたからね。
英語の記事ですが、まとめるとトランプ支持者への圧力が強まっているという記事です。
ちなみに、これは投票前の記事です。
投票後は見てのとおりです。
トランプ反対の人たちが過激化して、トランプ支持の方が勝ったのにトランプ支持者の意見はほとんど見かけません。
それだけトランプ支持の人たちが言いにくい状態ができているのです。
今回のことで「民主主義を守れ」と言いながら、投票の結果が出た後にも醜い行動や主張をしている人たちはこの言葉を思い出してください。
民主主義に大きな影響を与えたヴォルテールの精神です。
“Je ne suis pas d’accord avec ce que vous dites, mais je défendrai jusqu’à la mort votre droit de le dire.”
「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
これこそが、民主主義の精神ではないでしょうか?
色々問題のある発言が目立つトランプ氏ですが、まずはどうなるかを見てみましょう。
そしてよいところはしっかりと応援して、もしアメリカや世界を悪い方向に導くような動きがあれば全力で反対しなくてはいけないと思います。
そして、民主主義を大切にしましょう!
自分の意見だけではなくて、相手の意見を認めるのも民主主義です。
日本とデンマークの選挙ではこのようなことが起きないことを願います。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。