日本に外国人差別に関する記事が多い理由
こんばんは。
マリアです。
前回書いた記事にいくつかコメントを頂きましたが、その中でインターネット上で外国人へのひどい差別発言をよく見かけるというものがありました。
このブログに来てくださる方も、時々外国人の差別に関連したキーワードでこのブログを見つけている方もいるようです。
というわけで、今回は外国人差別についてまた書いてみようと思います。
以前私は日本の外国人差別について記事を書きました。
この記事でも書いているのですが、大体の外国人差別と言われるものは日本人が外国人との関わりに慣れていないということが原因です。
そして、いくつかの記事でも書いているように私は日本で外国人差別をされたことは一切ありません。
誤解のないように書いておきますが、日本に差別が全くないわけではありません。
でも、他に比べても少ない方だと私は感じています。
ちなみに、私は日本では4つの大都市に住みましたが、どこにいてもデンマークの友達以外はほとんど関わっている人は日本人です。
今住んでいるところでも、地域のみなさんととても仲良くさせてもらっています (=´∀`)人(´∀`=)
それでも、外国人差別があると主張する外国人がたくさんいるのはなぜかを考えてみました。
まず、相手が差別と感じたらもうそれは差別なんだという意見があります。
まあそういう気持ちもわかるんですが、私の経験ではそもそも「感じたこと」と「実際」をしっかり分析してから言って欲しいと思います。
私が実際見てきた差別というのはほとんどが文化の違いや人と人との相性の悪さから生まれる誤解やすれ違いばかりでした。
私は日本在住の外国人のオンラインのコミュニティや実際の集まりなどで、実際に会った回数に対して数えきれないくらい多くの外国人差別の議論を見てきました。
これらのコミュニティや集まりは、日本人ではほとんど見ることも参加することもできないものです。
そんな事情もあってかなり言いたい放題なところもあったりしますが、これらの場所で私が見てきた外国人が日本で差別されたと騒ぐ理由と原因を分類してみました。
騒ぐ理由
・思い通りにならなかった仕返し
・注目されたい
・お金などの特典
そもそもの原因
・コミュニケーション(言葉)の問題
・文化の違い
・相手との相性が悪い
9割以上がこんな感じです…。
信じられないと思いますが、本当にそうです。
しかもこの議論のズルいところは、差別をされたと言う人の意見しかないことです。
もともと大体の日本人は議論があまり好きではないので、あまり言い返さない人もいるでしょうし。
日本の外国人はちょっとマナー違反や言葉の間違いがあっても外人だからと許してもらっていることが多いです。
それなのに外国人の側は相手に少し間違いがあっただけで差別だから絶対に許さないと大騒ぎすることもあります。
特に、こういうことを言いだす人はトラブルの後に頭を冷やさずに怒ったまま感情的にネットに意見を書いてしまいます。
記者やジャーナリストでもないし、ウソもなんでも言い放題と思っている場合もありますしね。
まあ、記者やジャーナリストでも時々とんでもない事を書いてしまう人もいますが 汗
私も時々日本で失礼な対応をされて怒ることはあります。
でも、外国人差別なんて思ったことは一度もありません。
それは人と人との問題なんです。
人間としての相性や誤解だってありますしね。
相性が悪いのは仕方ないですから。
誤解も短時間ではとけない場合もあります。
それを外人であれば差別にできてしまうんですよね…。
こんなのを差別としてしまっては、日本の人は外人と関わるのが怖くなっても仕方ありません。
まあ、関わるのが怖いからと無視したらしたでそれも今度は差別になるんでしょうけど… 苦笑
日常の会話や行動をいちいち差別かどうかを気にしながら生活するなんて息苦しくて辛いです。
あとインターネット上で外国人への汚い差別発言があるという問題ですが、これはどこの国でもあります。
まず、日本人で海外を見習えという人ほど外国の悪いところだけ見なかったり見えない人が多いです。
でもちゃんと良いところを見たら悪いところも見てください。
こんなことはデンマークでも日本でもアメリカでもあるんです。
もちろん他にあるから日本でも大丈夫と言う訳ではありません。
決して良いことではないけど、そんなレベルの事しかできない人は放っておけばいいんです。
私も実際に夫と一緒に差別的な発言の多い掲示板や記事を見てみました。
見る限りでは感情的で特に意味もなく差別というよりは、大げさなことを言って注目されたいのかな?と思うものが多いですね。
よく分類してみると、先ほど日本の外人が差別と騒ぐ理由にそっくりなんです。
・思い通りにならなかった仕返し
・注目されたい
・お金などの特典
よく見てみると大体当てはまると思います。
こういった差別の議論で、しっかりと相手にすべきかを見極める方法があります。
書かれた記事や発言を見るときに、この下の項目をチェックしながら記事や発言を読んでください。
・感情的になっていないか
・証拠が十分か
・相手の事情なども詳しく説明されているか
※相手がいきなりぶつかってきた!ではなく、なぜ同じ方向を歩いていたのか、そのとき相手は何をしていたか、などをしっかり説明しているか
※相手が「もしかしたら○○と間違えたのではないか」、「たまたま○○を知らなかっただけではないか」など
・書いた人がそのことで得をするような偏った立場や組織にいる人かどうか
この条件の2つ以上が抜けていたら、もうそれは問題にする価値は相当低いと思っていいです。
その点、インターネットにある差別発言などはほとんどそういうことになるのではないでしょうか?
あと、日本人は海外に比べてインターネットのマナーが悪いと思っているようですが、日本はだいぶマシな方です。
海外の方がよっぽどひどいです。
ネット上では日本人の語る外国人差別よりも、外国人の語る日本人差別の方がよっぽどひどいと私は思います。
ここまで色々書きましたが、日本人が外国人を差別しているという人はまず日本がどれだけ外国人のために色々しているかしようとしているかを調べてみてください。
特に最近はオリンピックなどで過剰なくらい外国人のために色々な取り組みをしています。
そして、差別されたと騒ぐ外国人の人は差別と騒ぐ前に一度立ち止まってください。
まず、それ本当に差別ですか?文化の違いや性格など相性の問題ではないですか?相手の立場にもなって落ち着いて良く考えてから発言してほしいです。
特に、日本では最近こういう発言に相当敏感になっていますから。
大げさなウソでも大真面目な問題になってしまう可能性があります。
本当に気をつけてほしいです。
この記事で私が日本人の味方とか意見が偏っていると言う人がいるかもしれませんが、実際はその逆です。
日本で起きた自分の不満を、差別ということにして日本に差別が多いと騒ぐ偏った記事や発言ばかりが目立って来ています。
やっぱり日本人の立場で差別と言われたら反論しづらいかもしれません。
だからこそ私は外国人の立場で代わりにはっきりと書いておく必要があると思いました。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。