北欧の夏を告げる行事Sankt Hansを知っていますか?
こんばんは。
マリアです。
今日は何の日か知っていますか?
今日はデンマークでSankt Hansと呼ばれる行事の日です。
クリスマスやハロウィンなど日本でかなり有名な外国の行事が多いですが、この行事はあまり日本では馴染みのないものだと思います。
せっかくですから、今日はSankt Hansについて紹介したいと思います。
北欧ではこの行事は夏の始まりを感じる重要な日なのです。
実はこの行事はキリスト教の行事と、北欧の伝統的な行事の二つを祝う日なのです。
キリスト教の方は、イエスを洗礼したと言われている洗礼者ヨハネの誕生を祝う日です。
北欧の伝統的な行事の方は、日本では珍しい魔女に関係したものです。
この時期はデンマークで最も魔女が活動的になると言われている日なんです。
ちょうどこの時期は1年で夜が一番短い日があります。
この時期にとった水には癒しの効果があり、薬草は普段以上の効果が出ると言われています。
そこで集めた水と薬草を持ってドイツのBloksbjergという街に飛んでいくと言われています。
そのため、この時期になると魔女が何処かで薬草や水を探したり周りで活動している可能性が高いです。
そこで、魔女を避けるためにたき火をするようになりました。
1800年代の後半頃からは、魔女の人形をたき火に入れて焼くようになりました。
この行事は1000〜1500年頃の間に広まったと言われています。
実際にたき火をするようになったのは1600年代頃だそうです。
最近では代表者のスピーチの後にたき火をつけて、歌を歌ったりお酒を飲んだりして盛り上がります。
日本では梅雨が明けたら夏という感じですが、デンマークでは梅雨がないのでこの行事の頃にはもう夏という感じなんです。
私は日本での生活をとても楽しんでいますが、Sankt Hansなど一部の行事の時期になるとデンマークが恋しくなります。
日本でもやりたいな〜なんて思ったんですが、自由にたき火をできる場所などを考えると色々難しいですよね (>_<)
しかも、魔女なんて日本じゃ全然馴染みがないですしね 苦笑
こんな感じで、日本ではまだあまり知られていないデンマークの行事などをまた紹介していきたいと思います。
Sankt Hansのたき火は難しいですけど、そのうち日本でも私たちで何かデンマークの季節の行事などをみんなでできたらな〜なんて夫と話しながら書いてみました。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。