初めてのデンマークで気をつけること
こんばんは。
マリアです。
今日は夫がこれまで戸惑ってきた、デンマークに慣れていないと困る事について書いていきたいと思います。
実際20年デンマークに住んでいた私ですら、久々にデンマークに来ると忘れてしまっていたことに気づいて戸惑う事も結構あります。
どこか遠い郊外ではなく、デンマークの中心部での事です 汗
同じようにこれからデンマークを訪れる人の少しでも参考になればと思い今回の記事を書いてみました。
1.バスの利用
コペンハーゲンは東京と違って、電車だけで全ての場所に行くのは難しいです。
そのためバスを使う機会は多いです。
ですが、そのバスは時刻表通り来るとは限りません。
遅れるどころか、時間より早くに来てそのまま先に行ってしまう場合もあります 汗
予告なしにバスの運行が止まったりなんて事も…。
私はある日近くのバス停で6回も時間を過ぎてもバスが来なくて大変な思いをした事もあります。
バス停で止まる際も、バスが来たら運転手さんが見えるように立ち上がってバスを待っている事をアピールしないと止まってくれなかったりする事も (-.-;)
後、日本のバスと違ってデンマークのバスの運転は相当荒っぽいです。
カーブの度に倒れそうになる程です。
必ず椅子に座るかつり革につかまりましょう 苦笑
2.電車の利用
デンマークの電車は改札がありません。
ホームにある機械でカードをタッチするかクレジットカードで支払いをします。
日本のPASMOと違ってデンマークに住んでいない外国人は気軽にそのカードを持つことができません。
以前デンマークの電車の事を書いた際に、デンマークもパスモみたいにタッチで乗れるから日本と何も変わらないというコメントをもらいました。
デンマークに住所がある人は日本のPASMOと同じ気持ちかもしれません。
でも日本のPASMOと違って旅行できている人には、気軽に持てないので相当不便をかけているのは事実です。
しかもそのカードを持っていない人は、カードを持っている人の2倍近くの料金を払う事になります。
そう考えると日本の交通システムは本当に公平で便利にできていますよね。
それと、カードを借りて使う場合はPASMOと同じで電車を降りた後も必ず忘れずに機械でチェックアウトしてくださいね。
してないのを見つかると後で高い罰金を払う事になります。
あと、コペンハーゲンの空港から電車に乗る際は行き先を注意して下さいね。
電車の方向を間違違えると、次の駅はスウェーデンですから (^-^;)
もう1点大事な事を書いておきます。
デンマークの電車は遅延などの放送はデンマーク語でしか流れません。
私たちは乗っていた電車で、次の乗り換え駅の別の路線が運転中止になった事をデンマーク語で知りました。
その後、その乗り換え駅の英語アナウンスでは乗り換えできますという録音の英語アナウンスがされていたのです! 汗
こればっかりはデンマーク語がわからないとどうにもなりませんが、こんな理不尽もあるかもしれないという事を一応頭に入れておいてください。
3.「気軽にコンビニ」はできない
デンマークには日本と同じくセブンイレブンとサークルKがあります。
でも、安くて美味しい唐揚げやパンはありません。
普通よりも高くて美味しくないです (>_<)
しかも便利な日用品も当たり前のようにあるとは思わない方がいいです。
日本だとあまりにもコンビニが便利すぎるため、特に準備もせずに気軽になんでも「コンビニで後から買えばいいよ」なんてことができるんですけどね…。
一応旅行ですので、先に色々準備をしてから外に出るのをお勧めします。
あと、水などはコンビニで買うと高いのでスーパーで買うようにしてください。
4.トイレに気をつけて
日本では街の色々な所にトイレがあります。
お店でも気軽に貸してくれたり、利用できるようになっています。
デンマークでは日本ほど色々な所にトイレがあるわけではないし、気軽に貸してはくれません。
夫はそれを考えずにコペンハーゲンの駅でトイレに行こうとした所、お金を払ってトイレに行く事になりました…。
しかもカバンを私に預けたせいでクレジットカードで支払いを済ませる事に。
デンマークでは時々クレジットカードが使えないアクシデントが起きるので急なトイレの際は要注意です!
5.買い物の際はバッグの準備を
デンマークのスーパーでレジ袋を買うと日本円で25〜50円ほどかかります。
環境に良いか悪いかもそうですが、お金の無駄なので先に準備をしておきましょう。
しかもスーパーで買えるレジ袋は日本のものより大分脆い作りで破れやすかったりするので注意して下さい。
6.クレジットカードの支払い
これは以前の記事も書きましたが、デンマークではクレジットカードの機械がよく故障します 苦笑
しかも店員さんの機嫌が悪いとこっちのせいにされたりします 怒
夫はデンマークでもう何度もクレジットカードが使えない場面を経験しています… (´・ω・`)
1200DKKくらいの現金は一応持っておいて下さい。
ちなみに、私たちはスウェーデンにも毎回訪れていますが、スウェーデンではこのようなアクシデントは一度も起きたことがありません。
7.日本と違うタイプの水
デンマークの水は硬水と言って日本とタイプが違います。
夫は毎回髪を洗うとすごい違和感を感じるそうで、あまり体質的に合わないそうです。
夫曰く日本の水に比べて喉が乾くのが早く感じるそうです。
そこは人それぞれかもしれませんが。
ちなみに、水道水は日本と同じで普通にそのまま飲むことができます。
8.エレベーターには「閉」ボタンがない
デンマークやスウェーデンのエレベーターは日本に比べてゆっくりです。
そして、ほとんどのエレベーターには階のボタンと開けるボタンしかありません。
エレベーターによっては、「開」ボタンの下が非常アラームのボタンだったりもするので気をつけて下さい。
9.自動販売機がほとんどない
デンマークの夏は日陰に入れば涼しいですが、日差しに当たっていると日中はやっぱり暑いです。
そんな時こそ道の自動販売機で冷たい水でも買いたいところですが、デンマークでは道に自動販売機はほとんど置いてありません。
あっても、駅のホームかお店の近くか目の前に置いてあります。
それと、夏のデンマークの電車とバスは中がとっても暑いです。
水筒を持って行きましょう。
10.最初はみんなデンマーク語で話しかけてくる
夫はデンマークでお店など初めて会う人に1度も英語で話しかけられたことがないそうです。
毎回デンマーク語で話しかけられて、その後英語に切り替えてもらっているそうです。
相手が外国人に見えるととりあえず英語で話そうとする日本と大違いですね 汗
とにかく、デンマーク語ができる人はなかなかいないと思うので英語に切り替えてもらいましょう。
ちなみに、デンマークでは英語が通じないことは殆どないです。
時々嫌な顔をする人もいますが 汗
ストックホルムの方は知りませんがマルメ周辺のスウェーデンも同じように、初めはほぼ必ずスウェーデン語で話しかけてきます。
11.無料Wi-Fiはほとんどない
日本の不満点のひとつに無料Wi-Fiの不足がよく言われますが、デンマークはもっとありません。
最近は少しは良くなっているそうですが、私は感じませんでした 汗
電車にもWi-Fiがあるのですが、たしか電話番号がないと登録できない為旅行の方は使えないと思います。
12.突然のアクシデントが起こることを覚悟しておく
最後に、使えるはずのクレジットカードが使えない、バスや電車が急に止まって来なくなってしまった、バスに乗車する機械が動かない、開店時間中のお店に電話をしても営業終了の自動音声が流れてくる、など突然のアクシデントが起こることがあります。
実際ここで書いているアクシデントのほとんどが私がデンマークにいた1週間の間に起きたことです… 汗
日本だったら丁寧な店員さんが一生懸命対応してくれる場合がほとんどですが、デンマークの場合はそうとは限りません。
機嫌の悪い店員さんなんかもいたりします。
でもその人とはもう会わないんだと割り切って、わかるまで聞いた方がいいです。
もちろん、他に感じの良さそうな人がいたら機嫌の悪そうな人は避けた方がいいです 笑
とにかく、電車などの交通機関はいつ急に止まっても仕方がないと覚悟すること、現金を1200DKKほど用意することとクレジットカードを2〜3種類ほど用意した方がいいです。
お店が見つかるかわからないので、飲み物は持って行きましょう。
そして最後にアクシデントが起きても、「日本じゃないしこういう事も起きるんだな」と割り切る気持ちが必要です。
13.追記:交通機関で使用するRejsekort(デンマーク版ICカード)について
バスや電車で使えるRejsekortというデンマーク版PASMOみたいなカードがあるのですが、日本のPASMOと違ってこのカードなしで交通費を支払うととても高い金額を払うことになります。
カードを持っている知人に借りるのが一番楽ですが、できない場合は自分で用意することをオススメします。
デンマークに住所がなくても購入できる「Rejsekort Anonymous」というのがあります。
金額は80DKKですが、日本と違ってカードを返却してもお金は戻ってきません。
あと、何度も書いておきますがこのカードで入場(チェックイン)をしたら、出るときはチェックアウトを必ず忘れないようにして下さい。
今夫と思いついたのはこのくらいです。
でもこうやって考えると、もう日本は十分なんじゃないでしょうか?
デンマークに比べて相当観光客や外国人に優しいですよね。
英語ができないとは言いますが、一部の専門の人たちに学ぶ必要があるだけです。
残りはもうこれ以上やらずに、レストランやホテルなどやりたいかどうかはそこの経営者の方の判断でいいと思います。
実際私たちの仕事はそういう方たちのお手伝いをする事でもあるんですが、正直あまり必要ないと思うケースも結構あります。
必要ない英語のために、わざわざお金をかけたりさらに忙しくなる必要なんてないんですから (u_u)
他にも後から思いつくものや忘れているものもあるかもしれません。
そのあたりは思い出したら追加していきます。
もしデンマークに詳しい方や旅行で行ったことがある人で、他に思いついたことがあれば教えてくださいね (^-^)b
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。