今回の選挙で心配している事
こんばんは。
サブローです。
明日は衆議院の選挙ですね。
実は明日の選挙に関して、私がとても懸念していることがあります。
それは、今回の選挙をめぐって自分の意見と違う人たちを敵とみなすかのような激しい非難合戦が始まっていることです。
実はこれ、日本に限らずヨーロッパやアメリカなどでもこの流れは強まっています。
事実、Brexitやトランプ大統領の当選でそういった現象は多く見られました。
両方とも相手を敵とみなすような激しい非難合戦になった後に、投票結果でさらに対立を深めて国を二分しかねない後味の悪いものでした。
中には投票のせいで家族がバラバラになったケースすらあります。
投票結果への不満から暴徒化した市民もいたりなど、他国でのケースは本当に酷いものです。
でもこの国の二分化はネットや新聞やテレビといった媒体で、日本でもここ数年始まっているのが感じられます。
テレビのコメンテーターやネット上での共産党や民進党系の支持者の人たちは安倍首相個人が憎いのかと思うくらいの醜い攻撃や不公平な報道も一部目につきます。
特に某政党の候補者がアベノミクスをアベノフェイクだとか公然と罵っているのには驚きを隠せませんでした。
票集めの為にこの対立の構図に乗っかって、自分の政策の説明よりも相手の誹謗中傷に力を入れるなんて本当にバカげています。
一方、安倍首相を熱烈に支持している人たちからは野党側を売国とか反日とレッテル貼りをしているのも見かけます。
そして、さらにそういった報道や個人へのカウンター攻撃ともいえるネット上での誹謗中傷合戦は酷いものがあります。
両方ともお互いの主張をウソや陰謀、フェイクニュースかのように言い合っています。
本当は多くの議論すべき問題があるのにも関わらず、安倍vs反安倍の単純な構図にしている「両陣営」には日本の民主主義の先行きを不安にさせていると思います。
リベラルと保守なんてよく聞きますが、もうこの簡単な二分化こそ危険です。
そもそも、保守とリベラルという言葉の定義も価値観の多様化する今の社会には曖昧で時代遅れなように感じます。
殆どの国民はそれぞれの個人の生活に密着した部分から、最終的にトータルで見た時に安心できるとか任せた方が良い政党や人に投票しているはずです。
今の野党が議席を伸ばせなかったとしたら良い主張や公約はあったかもしれませんが、そういったトータルの部分で多くの国民に良い選択と思われなかった結果なのです。
明日の選挙の後、テレビやネットなど多くのところで結果への不満などから非難合戦の始まらないことを願っています。
※他国でも話題になりましたが、相手側が投票を操作している陰謀とかやめてくださいね…。
とにかく、投票前にこれだけは肝に命じておくべきですね。
意見の相違は、個人の対立ではないという事です。
そして、意見の相違を巡って議論や投票をする事で、全員は無理でしょうが少しでも多くの人にとって良いものを生み出す努力をするのが民主主義だと思います。
明日が少しでも多くの国民にとって良い選択と結果がもたらされる選挙である事を願っています。
それでは次回もよろしくお願いいたします。