デンマークの男女平等
こんばんは。
マリアです。
日本では男女平等について色々議論されているようで、時々デンマークでは男女平等についてどうなっているのか聞かれることがあります。
今回はそれについて書きたいと思います。
デンマークでは、もし重い荷物を持つ女性の荷物を持ってあげたいときは、女性だから重いものは持てないだろうという理由で荷物を持ってあげようとすると怒られます。
これは、女性だから重いものが持てないだろうという部分がダメなのです。
デンマークはほかの国に比べて非常に男女平等の意識が強い国です。
この考えの根本は「女性も男性と同じことができる」というものです。
簡単に言うと、「女性だから」という特別扱いが嫌なのです。
仕事なども男女の区別がなく、女性の政治家の割合が高いことが、女性が男性と同じだけのことができるということを実際に示しています。
デートでも男性が食事代を払うのではなくて、割り勘になります。
当然子育ても女性が専業主婦として働く場合は珍しいです。
ほとんどの夫婦が共働きです。
子育てに関しては女性にしかできないものを除いては、夫婦が共同でやります。
デンマークでは仕事も共働きで子育ても両方参加ですべて夫婦半分で負担するという意識があるため、専業主婦はあまり良い印象がないです。
まあ私は夫婦にとって一番良い選択をすればよいと思うので、専業主婦そのものを悪いとは思いませんが。
私も日本に来てからもしばらくは、出会った当時の夫から荷物代わりに持つよと言われても頑なに自分で持ち続けていました 笑
それでも今は多少意識も変わり、夫が重い荷物を持ってあげるような場合にのみ夫婦の助け合いと愛情の表現のひとつとして受け入れるようになりました。
この記事を読まれている男性の方はもしかして、「デンマークの女性って恐いな」と思われた方もいるのではないでしょうか 苦笑
たしかに、デンマークの女性は恐い強い女性が多いです 笑
なのでもしデンマークで女性の重い荷物を運んであげようと思ったら、相手がかなり辛そうにしている場合か、相当言い方に気を付けて手伝うのが良いです 笑
どうでしょうか、デンマークの男女平等はもしかしたら日本で議論されている男女平等とは少し違うものなのかもしれません。
そこにもきっと文化の違いなどが関わってくるのかもしれません。
とにかく、どんな形であれその国の男女両方が暮らしやすい社会になればいいなと私は思いました。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。