夫婦喧嘩について
こんばんは。
サブローです。
最近妻からある喧嘩した夫婦の話を聞きました。
その夫婦は旦那さんが会社員として働き、奥さんは時々パートをする主婦だそうです。
あるとき奥さんが旦那さんのお金の使い方を注意したところ、「お金の使い方に文句が言えるのは稼いでる人だけだ」と言われて喧嘩になったらしいです。
この手の話は本当によく聞きます。
主夫/主婦と会社員の夫婦の喧嘩です。
ちなみにデンマークでは完全に共働きで家事も半分で生活費も半分ずつ出し合うことが普通だそうです。
そういった状況が普通なので、デンマークではこういう夫婦喧嘩はあまり怒らないんだそうです。
私たち夫婦は共働きですので今は状況が違います。
ただ、以前は私が会社員として働き妻が主婦と勉強をしている時期もありました。
なので、その時の経験や今状況が変わってあらためてわかったことなどを基に書いていきます。
こういう話を聞くたびに「たぶん両方とも正しいんだけど何か違うんだよな。」と思ってしまいます。
とくにこれは男女のそれぞれの感情が入って、公平に考えづらい時があります 苦笑
そこで、この次の文章を読む際は以下のように立場を置き換えて読んでみてください。
・男性の読者の方
この文章では女性の会社員で男性の主夫
・女性の読者の方
この文章では男性の会社員で女性の主婦
このように設定を置き換えてこの後の文章を読んで下さい。
確かに会社員として働く側としては、こんなにつらい思いをして家族のために働いているんだ、という考えがあるでしょう。
それでもその一方家事全般をしている立場で考えると、仕事が忙しいのに毎日ちゃんと家にご飯があって洗濯も掃除もしているのは誰のお蔭だ、と考えるでしょう。
どうでしょう、男女の立場や感情を特に考えずに読むことができましたか? 笑
実は私も大変恥ずかしい話ですが、「男はこうあるべきで、女もこうあるべきだ。」みたいな変な考えを無意識のうちに頭に入れてしまっていた時期もありました。
※妻と結婚するよりも前の話です! 汗
そういった偏見などを取り払って読んでみると、この意見が夫婦どちらも正しいことがわかると思います。
ただ、「お金の使い方に文句が言えるのは稼いでる人だけだ」というこのセリフですがこれも結局は「自分が忙しい思いをしているのだから、文句を言うな」ということです。
たまたまお金だと会社員をしている立場からは言いやすくて反論しにくいだろうと思って選んだ言葉だと思います。
だから立場が入れ替わるときっと「全部家事をやってもらって働くだけの立場で金のことを偉そうに言うな」となるんじゃないかな。
つまり、両方「私/俺のお蔭でお前の生活が成り立ってるんだぞ」ということなんですよね。
これって、車のアクセルとブレーキのどっちが大事かを比べてるのと一緒なように感じます 笑
だって両方ないと成り立たないんですから。
まあどっちがブレーキでアクセルかは置いておいて、車の場合はどちらか片方では何も意味がないですが、夫婦の場合はどちらか一方になっても生きていくことはできます。
ただ、お互いにとってその形がいいから今の形を選択しているのではないでしょうか?
もしかしたら、本当にやむを得ずそのような形になってしまった方もいるかもしれません。
その場合は一度夫婦で話し合うことをお勧めします。
私たちもそのことで悩んだ結果、今は共働きです。
もしかしたら中には結婚前に就職せずに主婦となってしまったがために、もうこの形を変えることができないという人もいるかもしれません。
他には私はいくつか女性であるが故に退職を強要されたり昇進ができなかったという話を聞いたことがあります。
正直今これほど知識や技術の劇的な変化に対応しなければいけない時代にも関わらず、男女の優劣などという根拠のないくだらないことで会社の方針を決めているような人や組織がいることが信じられません。
すぐにではなくても数年以内にそういった視野の狭い組織はどんどん淘汰されていくでしょう。
ただ、そういうものが障害となっている方は絶対にそこであきらめないでください。
今は昔と違って色々な働き方やスキルの伸ばし方があります。
そういった事は妻がそういう人のサポートなどしていたりもっと詳しいので、別の機会に妻が書くと思います。
もしできるのであれば一度会社員の人は一日家事(+場合によっては数時間のパート)をやって、主婦/主夫の人は一日何か1日単位のアルバイトをやってみて逆の立場を経験してみるといいかもしれませんね。
きっとアルバイトが終わった主婦/主夫の人は「疲れた、ご飯できてる?」と聞くと思いますよ。
同じく家事をやっている会社員の人もパートナーの帰宅に合わせて色々家事をすることですごく疲れていると思います。
結局お互いあっての生活であることを忘れてしまっているだけなんですよね。
それと、お互いの役割がお互いの生活に貢献しているんだということを認めてほしいということなんだと思います。
この役割という言葉には稼ぐお金の金額や仕事の大変さは関係ないと思います。
そうやって支え合って一緒にいたいから夫婦なのではないでしょうか?
だからこそ、私たちはそういう日常の当たり前の家事や仕事などのことでも必ずお互いに感謝するのを忘れないようにしています。
感謝するのを忘れないようにというよりかは、言葉でちゃんと伝えるということです。
私たち夫婦も時々くだらないことで喧嘩しますが、こういったことでは一度も喧嘩になったことがないんです。
ここは結構自慢できるところなのかなとも思います 笑
今月はとても忙しいですが、明日からまた夫婦で頑張っていきます。
それでは次回もよろしくお願いいたします。