EU離脱でイギリスは泥仕合に
こんばんは。
マリアです。
驚きの投票結果から1日経ちました。
色々なところでこの結果について様々な意見が出てきています。
今日はTwitterやFacebookを通じた普通の人の声や、新聞や政治家など様々な意見を見てきました。
その中でとても驚いた意見がいくつもありました。
その一部はこんな感じです。
特に目立ったものをまとめてみました。
・バカがたくさん離脱に入れた結果負けた!、投票は無効だ!、これは陰謀だ!など
昨日の投票は国民全員がしたはずですよね...? 汗
全員が参加したこの投票の結果に責任を持つべきです。
みんなで決めた投票の結果です。
気に入らないから再投票とか無効という主張は民主主義の否定と一緒です。
「バカがたくさん離脱に入れた結果負けた!」という人がいますが、本当にバカが投票したというのならば、結果を無効にして再投票をしても意味はないのですが...。
それに大人にもなって、自分と違う意見というだけで相手をバカというのはいくらなんでも... 汗
・老人がたくさん離脱に投票した!若者の票を有利にしろ!
老人の意見が通りやすくなってしまうのは日本もデンマークも同じです。
資本主義が発展するとどこの国も発展する途中で人口は増えますが、ある時期から子供の数が減っていくことが多いです。
その結果ある時期に生まれた人たちの数が多くなって、その時期の人たちの意見は多数になってしまいます。
そもそも民主主義の原則はみんなの意見を「平等」に扱うことですから、年齢は関係ないのではないでしょうか。
・Brexitをあおる新聞が操っている!
新聞があおって離脱させたという人もいますが、私も夫も投票よりもずっと前から離脱のメリットもデメリットもイギリスの新聞で見ていましたよ 苦笑
どころか、Financial Timesという有名な新聞の主張にはビックリしました。
「この離脱で友情や結婚や機会が失われるだろう」と書いてありました。
EUに入っていないと結婚できないなんて...。どころか友達まで失うんですか?
これは本当に大げさに言いすぎです。
私はEUのデンマーク出身で夫と結婚していますが、夫との間にEUのことなんて何も関係ありません 笑
それに、その程度で友達じゃなくなるような人はもともと友達と呼んでいいんですかね? 苦笑
もしかしたら国と国の関係という意味での友情かもしれませんが、デンマークではEU離脱後のイギリスとの関係を強めるべきとかの議論はありますが、もう関わらないとかそんなくだらない意見は出てきていません。
確かに離脱派にも大げさな表現があったのも事実です。
その中でも特に私が許せないのは、とにかく悪いことは移民のせいというような意見です。
犯罪を犯すイギリス人と同じで中には犯罪をする移民もいます。
でも、そんな移民の問題ももともとEUの仕組みで一気に増えすぎてしまったことが原因です。
デンマークも同じですが、一度にこれ以上大勢の移民を受け入れる余裕がないのです。
だからこそ、これはEUの悪い仕組みに怒るべきであって移民全体に不満を向けるのは大間違いです。
それに、移民問題は離脱の1つの理由でしかありません。
もっとたくさんの重要なイギリスの国としての権利(イギリス国民の権利)がEUに奪われようとしているのです。
たまたま離脱の理由として移民問題がわかりやすいので、大きく扱われることとなってしまいました。
結局自分の意見を大げさに言いすぎるのはお互い様です。
それに離脱が決まってからさらに不安をあおるのは本当に理解できません。
もう国民全員の投票で決まったことです。
それよりも、この決定で訪れる危機をどう乗り越えるか、EUとの今後の関わり方などたくさん書くことがあるはずです。
・ロンドンは残留が多かったから独立しよう!
もうメチャクチャですね 汗
前から独立の噂があるスコットランドなどはともかく、気に入らないから独立しますって...。
こんなのが認められてはこれから怖くて選挙や投票なんてできません。
どんな結果でも国民がきめたことに責任をもって、結果が出た後はお互い協力して頑張っていくのが民主主義の政治なはずです。
デンマークでも離脱の国民投票をしようという意見が出てきています。
私は日本にいるので投票があっても参加できませんが、今回のイギリスのようなひどいあおり合いや結果が出た後の見苦しい争いのようなことだけは起きてほしくないと思います。
今の時点ではデンマーク政府は国民投票の声が出ても今は行う予定はないそうですが。
とにかくEUという組織が、EUのためではなくてEUに入っているヨーロッパのすべての国のために動いてくれることを願います。
まあEUがなくてもヨーロッパはみんな仲良くできますけどね 笑
今回のことで私は民主主義の弱点を見た気がしました。
今回のような後味の悪いことは日本でもデンマークでもアメリカでも起こってもおかしくないことです。
投票では勝ちたいのはもちろんですが、負けた時の心の準備も同じくらい大事ですね。
イギリスも、もう決まったことで国の内部で言い争うよりも新しい出発の準備をみんなで協力してはじめてくれたらいいなと思います。
もちろんデンマークはイギリスと今まで通り仲良く協力していくと私は信じています (^-^)b
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
イギリスEU離脱!離脱のメリットは?デンマークの反応は?
こんばんは。
マリアです。
今日午後にイギリスの国民投票でEU離脱賛成の人が多数となり、「ブレキジット(Brexit)」EU離脱が決定的になりました。
私たち夫婦の仕事にも大きな影響が出る出来事なので、この投票にはかなり注目していました。
私はとてもこのことについて複雑な感情があります。
それと、このニュースに関しての記事はイギリスがEU離脱で起きるデメリットばかりが書かれているように感じます。
なので、今回はEU離脱に関する3つのことについて書きたいと思います。
1.EU離脱に関する私の意見
2.デンマークの反応
3.イギリスのEU離脱のメリット
まず、私たち夫婦は自分たちのビジネスにとってイギリスのEU離脱はとても大きなデメリットになります。
私たちの生活や仕事を考えると、正直EU離脱はしないでもらいたいという気持ちがあります。
その一方、イギリスがEUから抜けたいという気持ちも同じEU加盟国のデンマーク人として非常に理解できます。
私もここ数年のEUの動きを見ていて、EUという仕組みにとても不安を感じています。
イギリスもデンマークもよく似た問題が起こっているからです。
まず、イギリスとデンマークはEUに加盟していながら共通のお金ユーロを使わずに自国のお金を使っています。
それは、お金をEUのユーロにしてしまうことでEUの一つの国で起きた経済の悪い状況を受けやすくなるという不安があるためです。
実際、EUはここ数年でかなり加盟する国を増やしており、中には経済が不安定な国もありその悪い状況に巻き込まれることをとても心配しています。
それと、もう一つが移民や難民への手厚い社会保障です。
デンマークは、最近自国にたくさんの移民を受け入れると宣言して、他のEUの国にもその負担を要求しているドイツよりももっと早い時期に、もっと手厚い社会保障で移民や難民をたくさん受け入れてきました。
イギリスも同じく移民や難民はかなり手厚い社会保障を受けることができます。
その分こういった保証は大きな税金の負担がかかります。
イギリスもデンマークも移民や難民が嫌いなわけではありません。
どころか、世界でもかなり移民や難民へ多くのお金や機会を投資してきました。
でももう移民や難民をこれ以上受け入れるお金や余裕がないのです。
例えるなら、イギリスとデンマークのエレベーターは重さが限界でブザーがもうとっくに鳴っているのです。
それをEUの規定とか義務ということでブザーが鳴っているエレベーターにさらに人を乗せろと要求しているのです。
どの国もまず自分の国の状況を安定させなければ、困っている人たちを助けることすらできません。
別のエレベーター(国)に乗るか、ブザーが鳴らないようになるまで待ってもらわないともう限界なのです。
そういった声を無視して負担を要求し続けるEUに不満がたまるのも仕方がないと私は思っています。
デンマークでもこのことはかなりの反響がありました。
あるデンマークの政治家のコメントです。
「EUがヨーロッパの国から力を奪いすぎた結果である。
明日も通常通りみんなの生活は続いていく。
だから騒ぎすぎずに少し落ち着くべきではないか?」
一方、「デンマークはEUでイギリスの分も頑張ります。」とコメントした政治家に対して「うちもEUを出るぞ」、「EUに残ろう」など離脱に関してのコメントが殺到しています。
これからデンマークでもEU離脱についての議論がかなり盛り上がってくることは間違いないでしょう。
デンマーク人やEUの国の人たちはそれに備えていろいろと考え準備していかなくてはいけません。
では私があまり書かれていないと感じるイギリスのEU離脱のメリットを考えてみたいと思います。
1.ポンド安で輸出が有利になる
ポンド安で他国への輸出企業に有利に働きます。
その結果、新たな輸出産業の発展の可能性や、すでにある輸出企業の強化が期待できます。
それにポンドが安いのでイギリスに前よりも旅行しやすくなります。
これは、取り組み次第でさらに観光に力を入れたりなどもできるのではないでしょうか。
2.EUの規則に縛られない
移民や難民の受け入れなど、自国の状況を無視してEUのルールを押し付けられて財政が厳しくなったりしていました。
これもEU離脱でイギリス国民がきめたとおりに政策を実行することができます。
3.そもそもEUあってのイギリスではない
これはいろいろなところで議論になっている話でもあります。
イギリスはEU加盟のおかげで景気が良くなったという主張が、EU残留が必要な理由の一つとされていました。
でも実はこれは間違っているという意見が多いんです。
経済に関する難しい話なのでここではEUを出たらイギリスが経済的に完全にダメになるというわけではないということを書いておきます。
それに、ノルウェーとスイスを見てください。
EUに加盟していません。
それでも2つの国がとてもうまくやっているのはみなさんも知っているはずです。
EUに入っていない国とは仲良くしないなんていうことはなく、EUではなくてもずっと同じヨーロッパの国なのですから今まで通りこれからも助け合って行くでしょう。
これからイギリスのEU離脱で経済にも大きな変化が起きてくるはずです。
でもその前に私たちは今グローバル化と非常に変化が速い資本主義という世界にいることを思い出してください。
円高、ポンド安などお金の価値や経済状況の変化は現代では当然起こることです。
特にEUはもう限界と感じている国がいつ抜けると言い出すかという状態だったのです。
その結果イギリスは国民全員にどうすべきかを確認して、ついに離脱となったわけです。
そしてそのような状態にまでなってしまった責任はEUの国全体に責任があることなのです。
この件でイギリスを責めるのは的外れだと思います。
正式に国民投票で離脱が決定して一気に世界は混乱していきましたが、これはもういつ起きてもおかしくないことなのは明らかでした。
このような混乱をこれ以上避けるためにも、EUは良くない仕組みを早く見直すべきです。
そして私たちはこの影響で起きる様々な経済の変化に対応できるよう考えて行動すべきだと思います。
私たち夫婦にも、デンマーク人としての私にとってもこのことはとても大きなニュースとなりました。
正直これから私たち夫婦のビジネスはこの混乱の対応に苦労することになると思います。
でもその一方、EUのデンマーク人として今回EUから離脱すると決めたイギリスの決断を尊重します。
また、いくつかの国が不満を持っていても実際に1番最初に離脱という決定をすることはとても難しく勇気のいることです。
デンマークが離脱することになるかはわかりませんが、多くの問題を抱えているEUという組織とどうかかわるべきかということを考える機会をくれた今回の出来事に感謝もしています。
同じEUどうしではなくなっても、すぐ近くの古くからかかわってきた大切な国であることは変わりません。
少しでもヨーロッパと世界が安定するようにこれからも協力できると信じています。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
「日本人<外国人」?外国人の受入れについて
こんばんは。
マリアです。
今日デンマークのニュースサイトでいくつかの議論の記事を読んでいましたが、その議論のテーマが日本にも思い当たることろがあったので今日はそのことについて書いてみます。
タイトルがちょっと刺激的な気もしますね 汗
でも、私はそのくらい心配しているからこそこんなタイトルにしてみました。
それと、この記事は誤解を受けないようできれば最初から最後まで文章を読んでほしいです。
テレビや新聞やインターネットでも、外国人の受け入れが話題になっている時だからこそ日本に住む外国人の意見の1つとして参考にしていただけると嬉しいです。
私がデンマーク語で読んでいた記事の内容は、外国人の受け入れについてでした。
最近はグローバルな社会とか国際化とかで、日本に旅行や仕事で来る外国人や日本に住む外国人が増えてきています。
今回は旅行や出張で来る外国人ではなくて、移民として日本に住む外国人について書きたいと思います。
今ではデンマークは世界でもかなり厳しい移民制度の国となりましたが、日本がグローバルな社会などの言葉をたくさん使うよりもずっと前はかなり簡単に外国人が移民できる制度でした。
なぜここまで厳しくなったかはいくつもの事情が重なっていたりとても複雑なので、今回はとても簡単に説明します。
本当に簡単に説明すると、外国人のデンマーク社会へ適応に関して問題があったからです。
デンマークは税金が高い分福祉が充実しています。
学校も病院もタダです。
なので、特に社会が不安定な国で外国に移住したい人にはとても魅力的な国です。
そして、たくさんの外国人がデンマークに移住してきました。
違う宗教や人種、様々な人たちがデンマークに集まりました。
デンマーク政府もただ受け入れるだけではなく、デンマークの社会にしっかり適応できるようたくさんの施設や機会も作って国民みんなで支援してきました。
そうしてデンマークに来た外国人の多くは、デンマーク語やデンマークの文化を学んで違う背景を持っていてもデンマークで何の問題もなく生活しています。
だからこそデンマークでは、見た目がデンマークにずっと住んでいたヨーロッパ系の人ではない人でも話すときは最初はデンマーク語で話しかけます。
デンマーク人であることは見た目や宗教ではなくて、デンマークという社会で真面目に生活することだからです。
でもその一方、一部の移民をしてきた人たちはデンマーク語を学ばずに同じ言葉を話す人たちと固まって独自のグループになり社会から孤立していきました。
彼らはデンマーク語を学ぶ気もなく、当然デンマーク社会に適応できません。
さらに一部の人は、その人たちの宗教や習慣からくる特別な例外をデンマークのもともとの文化や習慣を無視して政府に要求したりしました。
確かに、文化的にどうしても受け入れられないデンマークの習慣や文化があるのは仕方ありません。
でも、何もかも自分がもともといた国と同じようにできると考えるのはいくら何でもおかしな話です。
もちろん、私たちデンマーク人はそういった要求でもこたえられるものはできる限りしてきました。
ただ、中にはデンマーク社会に全く適応しようとせずに権利だけ主張する人たちとの問題がいくつも起きてしまいました。
デンマークではこのような問題がいくつも重なりあって、国民の不満がたまって結局移民にとても厳しい国になってしまいました。
その結果、私の夫でさえもビザを取るのが難しいほどです 汗
正直結婚相手すらも普通に自分の国に連れていけないのはいくら何でもって思ってしまいます。
でもそこまで厳しくなってしまうほど事態が深刻になっていたということでもあるのです。
これから移民をたくさん受け入れる可能性がある日本はどうでしょうか?
日本はもともとかなり外国人にやさしすぎる国です。
何かできなくても「外国人だから」でだいたい済んでしまいます。
時にはちょっと普通に考えたらいけないことをしてしまってもそれで何とかなったりします。
私はこれがとても嫌なんですが (>.<)
このことについては以前にもこんな記事を書きました。
このようなケースはちょっとした小さなことではそれで済むかもしれません。
それでも、こういったことを放っておくとどんどん大きなところにも問題が広がっていきます。
結果、日本なのに日本人はダメで外国人は大丈夫なものという変な例が生まれてしまったりします。
中にはそれが法律にまでなってしまうのは恐ろしいことです。
その例の1つがヘイトスピーチの規制でした。
一部の人の主張は「日本や日本人死ね」は大丈夫なのに「○○人死ね」とか「○○人出ていけ」がダメなんだそうです。
その結果このような主張が拡大されて他国へのちょっとした批判や注意にはすぐに差別と騒がれる一方、日本人への差別は言いたい放題なんてことになってしまいます。
今の甘い考えで移民を受け入れては、このタイトルのような「日本人<外国人」という状況が生まれてしまってもおかしくありません。
それと忘れないでください。
デンマークも最初は「このくらいなら大丈夫だろう」という考えで様々な問題を放置した結果が今の状況なのです。
特にデンマーク語はかなり難しいので、移民を受け入れてからしばらくはなかなかできない人がいてもほとんどの人が仕方がないと思っていました。
それでも日本は移民をたくさん受け入れた当時のデンマークと比べても、今の他のヨーロッパの国と比較してもかなり外国人に甘い国です。(移民の受け入れとかではなくて、単純な外国人への扱いという意味です。)
習慣や文化どころか言葉に関してもそれが言えると思います。
私は今の日本は外国人に日本の文化や習慣を学ばせるよりも、日本人のほうが外国人の受け入れのために外国語を学ぶべきという空気のほうが強いと感じます。
例えば、外国人に駅で自分の言葉が通じないと言われたらどうしますか?
駅の案内の人に外国語を学ばせるんですか?
それよりも、そういった外国人に日本語を学んでもらう施設や仕組みをもっと作るべきなんです。
実際、デンマークは外国人がデンマーク社会に適応するための施設や仕組みがたくさんあります。
移民に関してはデンマークなどいくつかの国が経験した問題を例として学べるので、日本には同じ失敗をしてほしくありません。
私は日本に外国人を入れるなと言っているのではありません。
だって私も日本では外国人ですし 笑
それに私のように日本が好きな外国の人がもっとたくさん日本に住んでくれるのはうれしいことです。
同じく、デンマーク社会に一生懸命適応して暮らしたいと思う外国人の人にはもっと入りやすい制度に戻ってほしいと思っています。
そして私のように日本に住みたい外国人やもうすでに住んでいる外国人は、私自身も含めて日本の社会や習慣に可能な限り適応するよう努力するべきです。
本当に日本人は優しくて真面目な人が多いです。
でも、こういった難しい問題はやさしさだけでは解決しません。
やさしくしてれば相手も分かってくれるはず、黙っていてもいつかは相手が分かってくれるはずというのも日本人同士でしかほとんど通じません。
だからこそ、日本に住んでいる外国人がとても日本ではやってはいけないようなことをしているようなときは「外国人だからしょうがない」と無視せずに注意することがこれから数年先のお互いのためになると思います。
グローバル化とは、相手の国を知ることであると同時に相手に自分の国のことを知ってもらうことでもあるのです。
そして、他国に移住する際は自分の国や文化を大切にしながら相手の国に適応する努力をするということにつながるのです。
なんか今日はとても重いことを書いてしまいましたが、今回は私のこれまでの人生での経験や考えをもとに書いてみました。
1.日本より先に多くの外国人を受け入れた国の国民という立場
2.外国人として日本に住んでいる立場
3.これまで数十か国を訪れた経験
4.日本を大切に思う気持ち
5.多くの外国人と日本人が日本で一緒に楽しく生活できるようにという願い
この5つです。
これからも日本ではどんどん外国人が増えていきます。
だからこそ、外国人も日本人も日本という社会でみんな仲良く幸せになれるように私も小さなことから努力していきたいと思います p(^-^)q
それでは次回もよろしくお願いいたします。
おやすみなさい。
デンマークと日本の文化の違い:休日の街編
こんばんは。
マリアです。
最近水不足が話題になっていますね。
確かに最近は雨は降るんですが、すぐに止んでしまったり量が少ない気がします。
関東でも久しぶりとのことですが、デンマークでは聞いたことがない問題でしたのでとても驚きました。
梅雨があるのに水不足なんてこともあるんですね。
初めてのことなのでちょっと心配です。
さて、今日のタイトルについて書きたいと思います。
以前このブログにいただいたコメントで私も気が付いたのですが、コペンハーゲンでは休日に街を1人であるいている人がとても少ないということです。
私も日本に慣れすぎて、1人で街に行くとか1人で何かを楽しむ光景を普通だと思ってしまいました 笑
というわけで、デンマークのことをいろいろ思い出しながら日本との比較を書いていきたいと思います。
まず、その人の年齢や歩いた街など状況によっていろいろ違いはあるかと思います。
今回は私の経験や考えをもとにデンマークのケースを書いていきます。
・なぜデンマークの街には週末1人の人が少ないのか
仕事がそこまで忙しくないので、週末は休むよりも誰かと遊びたいから
家はゆっくりするところ、街はゆっくりよりも楽しむところ
人口が少ないので、街でバッタリ知り合いに会うこともよくあるから
友達や家族とみんなで何かするということが多いから
デンマーク人は人と話したり議論するのが好きなので誰かと会うことが多い
それでは次は日本のケースを夫の意見をもとに書いてみました。
・なぜ日本は週末の街を1人で歩く人が多いか
1人カラオケや漫画喫茶など1人だけでも十分楽しめるたくさんの娯楽がある
日本人は仕事が忙しいので休日くらい1人になりたい
人に気をつかわずに自分の好きなようにしたい
友人と休みの日が合わない
平日にできない買い物や用事を済ませなくてはいけないから
日本の場合はやっぱり仕事に関する理由が多い気がします。
夫もよくサラリーマン時代に友人と休日が合わないとか、病院に行けなかったので休日に行くなどありましたね。
それと、他人に気をつかうのに疲れているからというのも日本では一つの理由としてわかる気がします。
日本では誘うことで、たまたま相手が断るのが苦手な人だったりして気まずくなったりなんてこともありますよね 苦笑
日本に来るまでは「そんなことあるの?」なんて思ってましたが、今はその気持ちがすごく理解できます 汗
このように日本人が他人に迷惑をかけないようにと考えるのに対して、デンマークは他人の自由を尊重して自分も自由にするという考えをみんな持っています。
だからこそ、気をつかいすぎて疲れてしまうという場合はほとんどないのです。
まとめると、デンマークと日本の大きく3つの違いが原因となっていたりするのかなと思いました。
1.他人に迷惑をかけない × 自由にやりたいことをやる
2.仕事が忙しい × 仕事がそこまで忙しくない
※デンマークの仕事が暇というわけではありません! 汗
日本の忙しい仕事と比較してという意味です! 笑
3.休日は休むもの × 休日は遊ばないと損
こんな感じではないでしょうか?
このブログを読んでくださった方からのコメントがきっかけで、考えたことを今日は書いてみました。
他にも何か面白い話や疑問等いろいろあれば気軽に聞いてくださいね (^-^)
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
本当はもっと楽なはずなのに...。
こんばんは。
マリアです。
つい最近まで私の母が日本に来ていたのですがその時ほとんど私の母が料理をするたびに電子レンジのオーブン機能を使っていたことにとても驚いていました。
私も地域の集まりなどに行くときに時々ケーキを焼くために使いますが、母がいた2週間ではしょっちゅうオーブンを使っていました。
そもそもで夫は私と一緒に暮らすまで電子レンジのオーブン機能を使ったことがなかったそうです 笑
母が日本でオーブンを使ったのはパンを焼くためでした。
母が焼いたパンを周りの人にあげると、「家で自分でパンを焼くの?」とみんな驚いていました。
その時母に聞かれたのが「日本人は家でパンを焼かないの?」ということです。
確かに私の周りの人はパンはよく買うけど自分では作らないという人がほとんどです。
夫に聞いたところそこまでする人は相当料理が好きとかすごいこだわりがある人がほとんどだろうと言っていました。
そこで、なんで日本ではパンが普及しているのにあまり家で焼かないのかを夫と話してみました。
おそらくこんな理由であまりパンを焼かないのかなと思いました。
1.バターが高い、なかなか買えない。
2.オーブンがない、使ったことがない。
3.手間と時間がかかる。
4.買ったほうが安い。
確かにバターは日本だと高いし、スーパーによっては1人1個までしか買えなかったりしますよね。
日本は牛乳は安いしたくさん売っているのになんでここまでバターが不足するんでしょうか?
とても不思議なことだと思います 苦笑
あとは家にオーブンがないことですよね。
私たちのように電子レンジのオーブン機能を使うという方法もあります。
でもやっぱり使ってみるとオーブンよりも火の通り方が違うので、母も苦労していました。
それに、夫も電子レンジでオーブン機能を使うことが少ないので
まあもっと高い良い電子レンジのオーブン機能を使えば違うのかもしれませんが 汗
デンマークではオーブンはどの家にもある生活に必要なものみたいな感じです。
それとサイズも大きいです。
デンマークではオーブンを使う料理が多いのですが、理由は楽だからだと私は思っています 笑
オーブンに入れる前にいくつかやることはありますが、もうオーブンに入れてしまえばあとは待つだけです。
でも小さいオーブンでは、何回にも分けて出したり入れたりしないといけないのでかなり手間がかかってしまいます。
だからパンを焼くときも何回にも分ける必要があるので、焼く前の準備と何度もオーブンから出し入れしたりなど手間がすごくかかります。
でもパンは1度作ってしまえば朝昼夜のご飯に合わせやすいしお弁当にもしやすいですよ。
あと、確かに日本でもパンは相当安く買えますが焼きたてで自分の好きなアレンジで焼くパンは相当おいしいし慣れると楽しいですよ (^-^)b
というわけで、そのうちパンの焼き方とかそういうオーブンを使う料理のレシピも記事にしてみようと思います。
この前ラザニアを作ったのですが、デンマークにいた時以来作っていなかったのでそのころの感覚で準備してしまいました。
デンマークのオーブンなら1回でできるところを、4回くらいに分けて作らなくてはいけなかったのでとても時間と手間がかかってしまいました 汗
オーブン料理はオーブンに入れたら放っておけばいいので楽だよとしょっちゅう夫に話していたのですが、「いつもより忙しそうだね?」と言われてしまいました 苦笑
先週までサッカーのデンマーク代表がキリンカップで来日していましたね。
でもデンマークがボスニアに負けてしまったため、期待していた日本との試合は行われませんでした...。
まさか主力がほとんどいないボスニアに主力もみんな出ていたデンマークが負けるなんて!と夫は相当驚いていましたが、数日後に日本もそのボスニアに負けてしまったようですね 汗
私はサッカーに興味がないのですが、せっかく日本に来たのに日本とデンマークの試合がなかったのは残念でした (>.<)
次はいつか分かりませんが、できれば日本で試合があればいいなと思っています。
それでは次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。
夫の実家で見つけたデンマークと夫家族との意外なつながり
こんばんは。
マリアです。
久しぶりの投稿になります (>.<)
最近は母が来日して我が家に滞在していたり、北欧にかかわるビジネスの立ち上げ計画などドタバタの毎日です 汗
ブログにコメント下さった皆様、お返事が遅くなってごめんなさい m(_ _)m
先週は母が来てから夫と3人で夫の実家に帰って夫の両親と一緒に旅行に行ってきました。
旅行の前日に実家の押入れを整理していたら、夫の祖父の本が見つかりました。
2冊ともデンマークの本でした。
1冊目はデンマークのバスや鉄道の詳しいデータが乗っている本でした。
2冊目はデンマークを紹介する本でした。
2冊目の本のタイトルを見て驚きました。
「Capital of a Democracy:an introduction to Copenhagen」というタイトルです。
民主主義の首都!ってなんかすごい自信満々な感じですね 苦笑
私もデンマークの政治のシステムには誇りを持っていますが、ここまで大げさなタイトルの本があるとは...。
誇りに思う一方なんか恥ずかしいです 汗
そして、1冊目の本にはコペンハーゲンの市長に宛てられた手紙の下書きが挟んでありました。
古い英語でデンマークの交通システムについての質問や市長への挨拶が書いてありました。
最初夫とその手紙を読んだ時、あまりにも珍しい古い英語だったため変な文章だねと2人で笑っていましたが、母に見せたところ古い格式の高い文章なんだそうです 汗
そして何よりも気になるのがなぜ夫の祖父がそんなものを持っていたかということです。
夫の祖父は日本のある鉄道の開設に深く関わっており、開設にあたって海外の鉄道や交通システムの視察を行っていたそうです。
そこでたまたま選ばれた国の一つがデンマークだったというわけです。
読書家だった夫の祖父の本棚にデンマークに関する本がいくつもあった理由もなんとなくわかった気がします。
夫の祖父が視察に行った当時は海外旅行がとても珍しかったようで空港までのお迎えの車や空港まで見送りに来る同僚がいるほどの大きなイベントだったみたいです。
ちなみに、夫の祖父がデンマーク視察した当時義父は小学生だったようですが私の両親はまだ生まれてもいませんでした 笑
そんな時代にも夫の家族とデンマークに縁があったことにとても驚きました。
同時にすごくうれしいことでした (^-^)
そういえば、消費税が10%に上がるのが延期になったようですね。
私の周りもみんなほっとしていました。
でもよく考えたらデンマークの消費税は25%なのでそれに比べると全然安いんですが、10%に上がるという話を聞いた時に「ちょっと高いな~」と思ってしまった私はデンマークよりも日本の生活に慣れてしまったということでしょうか? 苦笑
それでは次回もよろしくお願いいたします。
おやすみなさい。
東京北欧市に行ってきました
こんばんは。
マリアです。
お久しぶりです!
先月から夫婦ともに本当に忙しい日が続いていました (>.<)
ゴールデンウィークもほとんど仕事になってしまいました。
来週の半ばから少し余裕が出てくるので、あと少し頑張ります (^0^)b
今日は夫婦で調布で行われた「蚕の市」というイベントに行ってきました。
アンティークの家具からユニークなものまでさまざまなお店が出店するとても大きなイベントです。
古い家具や面白いものを探すのが大好きなのですが、このイベントは「東京北欧市」という北欧のコーナーもあるんです!
東京北欧市には北海道や京都など様々な地域の北欧に関するお店が調布に集まっています。
このイベントは明日もやっているので是非皆さんも行ってみてくださいね。
昨年から今年も2年連続でこの蚕の市に行っていますが、北欧市といってもやっぱりスウェーデンのものが全体的に多い気がします。
もっとデンマークのものがあったらうれしいな~... (>.<)
というわけで、私たちもそろそろデンマークに関するお店を日本でやろうかなと計画中です。
ところで、今クリスマスの時期のデンマークへの切符が安くなっています。
私たちも先週チケットを予約しました (^-^)
やっぱりデンマークを一番楽しめるのはクリスマスか夏だと思うので、とてもお得だと思います。
それでは次回もよろしくお願いいたします。
おやすみなさい。