日本の外国人差別について
こんばんは。
マリアです。
最近ヘイトスピーチを禁止すべきかという議論など、日本における外国人差別のことを書いた記事を見かけることが多くなった気がします。
実際新聞だけでなく個人ブログの日本に関する記事でも、差別に関して書いている例は多いですね。
では日本に住む外国人として日本における外国人差別はどうなのか、ここで少し書いてみようと思います。
参考までに、私は夫と結婚してから仕事の都合などで日本国内の4つの大都市に住んだことがあります。
同時に、仕事や旅行なども含めて多くの都道府県をまわってきました。
まだまだ行ってみたいところが多すぎて全然足らない気分ですが 笑、一般的な外国人に比べるとかなり多くの日本の町を見てきたと思います。
では、これから私の体験と意見を書いていきますね。
実は色々思い出してみたのですが、私は日本で差別を受けたり差別を感じたことは全くありませんでした。
ただ、日本はやはり島国で英語ができる人口も少ないので他の国に比べるとあまり外国と交わる機会が個人レベルではなかったのかなと思います。
その点、異文化や異言語を話す人とかかわるのに慣れていないのかなと感じたことは何度かありました。
店員さんが私を目の前にして本当に「どうしよう?」ってすごく困った表情で固まってしまうような体験もしました 笑
遠くから私を見て、話しかけられたらどうしようとすごく不安そうにしているところを、私の夫が話しかけたのでとても安心していた人もいました。
中には、そういった困っている店員さんに日本語で話しかけたら「あ、日本人か!」とふつうに問題なく対応してもらったこともありました。
私の日本語こんなにうまくなったのか!!とすごく喜んでしまいました 笑
こういうのはまさに異文化への慣れがないからなのかなと思います。
とくにこういったケースは都市部よりも地方に行くほど多くなります。
実際デンマークでは人によって目の色も髪の色も違ったりします。
私は日本人がみんなほとんど1つの目の色を持っていることに逆に驚きました。
デンマークは割とみんながイメージするヨーロッパ風の人が多いですが、それでも髪の色も目の色も違うことは当たり前なのです。
日本は別にわざと髪の色や目の色が同じになるようにしているわけではありませんし、歴史や地理的な条件の結果そうなっただけです。
それに外国人がこんなにたくさん日本を訪れるようになったのも最近なので、外国人を見て驚くようなことはまだ仕方ないような場合もあるかと思います。
私がここで心配しているのは、こういった「誤解」を単純に「差別」と結びつけてしまう人たちがいることです。
彼らは、私が外国人だからという理由で理不尽を押し付けたり国から追い出そうというつもりは全然ないのです。
異文化に慣れていない人たちは、外国人が嫌いなのではなくどうしていいかわからないからこそ、日本人に比べて違った対応をしてしまう場合があるということです。
特に私のように日本に定住する外国人や観光で訪れる外国人はそこをしっかりと理解したうえで日本社会を見るべきではないでしょうか。
昨日夫が日本の英語の授業が無駄だと書いていましたが、それこそその分もっと異文化やほかの地域を学び考える時間を作るのも良いかと思います。
では次回もよろしくお願いします。
おやすみなさい。